小中学生で海外留学をさせた親に聞いた、費用と留学生活のリアル。行かせてよかった?

小中学生からの留学を考えたときに知っておきたいこと

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――留学は、どんな子どもにおすすめですか?

Xさん 物怖じしない子、積極的に英語を話そうとする子は向いていると思います。息子は初めての環境でもまったく平気なタイプで楽しめていましたが、最初の留学で同じお宅にホームステイした子は、シャイな性格でホストファミリーとはほぼ話せなかったそう。ですから、子どものタイプによって留学が合う・合わないもあると個人的に感じました。ちなみに、現在小3の娘はママと離れることが無理だと感じているらしく、現時点では「留学は絶対イヤ」とのこと。きょうだいでも向き不向きはあるなと感じています。

――これから小中学生で留学を検討中のパパママに伝えたいことはありますか?

Xさん 留学は、一番はじめの留学先や内容が肝心です。海外に楽しいイメージを持てるようなカリキュラムや、子どもにとって無理のない期間を選ぶこと。最初は2週間くらいがよいと思います。また、最初の留学先は時差の影響が少ないオーストラリアやニュージーランドなどがおすすめです。

現地の語学学校は、授業が日本人だけのところと、いろんな国の子が参加するところがあります。わが家は1度目の留学前、夫が息子に「日本人だけで過ごしたら行く意味はない」「たくさん英語を話してくること」「何をしに行くか、どれだけお金がかかっているか」を伝えていました。それを踏まえて行ったのはよかったと思います。

小学生だと早すぎるかな、と思いましたが、物怖じしない子であれば問題ないと感じました。特にわが家のように、普段親があれこれ口出ししてしまう場合は、親離れ、子離れのいい機会になるはず。当然不安はありますが、早いうちに親なしで海外に出る経験は、今後の人生にも役立つのではと思っています。

(取材・文:マイナビ子育て編集部)

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