1万人超アンケートで見えた実態
マイボイスコム社は2025年9月、「外食」に関する9回目のインターネット調査を実施し、その結果を発表しました。調査は9月1日から7日にウェブ上で行われ、1万1436人から回答を得ています。
直近1年間において、昼食時に外食した人は8割強、夕食時に外食した人は8割弱。いずれもコロナ禍後に増加したものの、コロナ禍前の2018(平成30)年の水準を下回っています。
外食時の一人1回当たりの支出額については、昼食時は「800~1000円未満」、夕食時は「2000~3000円未満」がボリュームゾーンとなっています。過去の調査と比較すると、昼食・夕食ともに支出額が増加傾向にあり、特に昼食では2021年調査以降、1000円以上の比率が大きく増加。外食ランチを1000円未満に収めていた割合は平成期(2018年)に69.8%と約7割だったのに対して、2025年には56.0%にまで減少しました。
日中、職場のほか外で働いているビジネスパーソンにとって、外食ランチはどうしてもついて回るもの。実際、外食する場面について昼食時の外食は「平日の昼」が45.6%と最も高くなっています。
X(旧ツイッター)では「生活厳しい……。ランチは1000円超えが当たり前、ユニクロでも買わか迷う」 、「職場近くで外食するとランチ1200円くらいする。昼食だけで月2万円以上は出費してる」、「給与は横ばいのまま。(外食どころか)コンビニ弁当も高くなったと感じるな」 など、給料は上がらないのに昼食をめぐるエンゲル係数が上昇の一途という嘆きが多く散見されます。
外食する店を選ぶ際の重視点は、昼食時・夕食時ともに「料理の味」「価格」が上位を占め、「店へのアクセス」「メニューの内容」が続いています。
(LASISA編集部)

