「顔にできたメラノーマ」とほくろとの見分け方はご存知ですか?医師が解説!

「顔にできたメラノーマ」とほくろとの見分け方はご存知ですか?医師が解説!

メラノーマは、全身の皮膚や粘膜に起こりうる皮膚がんの一つです。

ほかのがんと同様にリンパ節転移や他臓器転移のリスクがあるため、早期発見と早期治療が重要です。

見た目はシミやほくろによく似ていますが、形や大きさに特徴があります。

この記事ではほくろとの見分け方のポイントもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

また、メラノーマは足の裏や背中に発生することもあります。全身をくまなくチェックし、病気の早期発見に努めましょう。

高藤 円香

監修医師:
高藤 円香(医師)

防衛医科大学校卒業 / 現在は自衛隊阪神病院勤務 / 専門は皮膚科

メラノーマとは

メラノーマ(悪性黒色腫)とは、メラノサイト(色素細胞)ががん化して生じた皮膚がんの一種です。メラノサイトは皮膚や眼、粘膜などに存在しており、メラニン色素を産生することで紫外線から身体を守っています。
主な症状として、皮膚や粘膜に発生する黒色のシミ(色素斑)もしくは腫瘤が特徴です。メラニン色素の量によっては褐色の病変がみられることもあります。見た目の特徴などから末端黒子型・表在拡大型・悪性黒子型・結節型の4種類に大きく分けられます。

メラノーマとほくろの見分け方

皮膚表面に発生したメラノーマはシミやほくろとよく似ていますが、見分けるポイントはいくつかあります。
鏡を使用するなどして、ご自身の身体に当てはまる症状がないかチェックしてみてください。以下の項目に2つ以上当てはまる場合は皮膚科で受診をおすすめします。

境界がギザギザしている

一般的にほくろの形や境界は整っています。しかし、メラノーマは境界がギザギザといびつな形をしている点が特徴です。
さらに、ほくろの周囲がシミのように広がっていて境界が不明瞭な場合、メラノーマの可能性が高いため注意が必要です。

色の濃淡がある

鏡を使ってシミやほくろをよく観察してみましょう。ほくろの色調は均一ですが、メラノーマには濃淡差がみられます。
また、もともと薄かったほくろの色が黒く濃くなってきた場合も要注意です。背中や首の後ろなど、ご自身で確認しづらい部位はご家族の方に協力してもらいましょう。

左右非対称

ほくろの多くは円形もしくは楕円形で、左右対称の規則的な形をしています。しかし、左右非対称なものはすべて悪性腫瘍というわけではありません。ご自身で良性か悪性かを見分けることは難しいため、心当たりがあれば皮膚科で診てもらいましょう。

直径が6mm以上ある

良性のほくろは直径6mm以下のものが多く、時間の経過とともに大きくなることはありません。そのため、少しずつ大きくなっているほくろや直径6mm以上のものはメラノーマの可能性があります。
良性のほくろとメラノーマを見分けるには、定期的なセルフチェックが重要です。

急に大きくなる

色素細胞ががん化してメラニンを産生するため、数ヵ月〜数年の間に急に大きくなります。急に大きなほくろができた、昔からあったほくろが大きくなってきた場合、良性のほくろではなくメラノーマかもしれません。
確定診断には、拡大鏡を使ったダーモスコピー検査や生検などが必要です。

周囲との境界がはっきりしない

メラノーマと周囲の皮膚との境界は色素が滲み出ているように見え、輪郭がはっきりしません。しかし、良性のほくろでも境界がはっきりしないものもあるため、良性・悪性を見分けるには専門の医師による診察や検査が必要です。

配信元: Medical DOC

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