「ロキソニン」と胃薬を飲めば安心? 胃が荒れるのを防ぐ“本当に効く”併用薬とは

「ロキソニン」と胃薬を飲めば安心? 胃が荒れるのを防ぐ“本当に効く”併用薬とは

ロキソニンによる胃腸障害を予防するために、胃薬との併用が効果的です。プロトンポンプ阻害薬(PPI)、H2受容体拮抗薬、胃粘膜保護薬などが使用され、それぞれ異なる機序で胃粘膜を保護します。特にレバミピドはプロスタグランジンの生成を促進するため、理想的な組み合わせとされています。

佐孝 尚

監修薬剤師:
佐孝 尚(薬剤師)

経歴
北海道医療大学薬学部 卒業 現在はセンター薬局グループに薬剤師として勤務しながら株式会社イヤクルを創業。不動在庫医薬品取引プラットフォームアプリ【イヤクル】を運営。

保有免許・資格
薬剤師免許

ロキソニンと胃薬の適切な併用方法

ロキソニンによる胃腸障害を予防するために、胃薬との併用が行われることがあります。プロトンポンプ阻害薬(PPI)、H2受容体拮抗薬、胃粘膜保護薬などがよく使用されます。

PPIは胃酸分泌を強力に抑制することで、ロキソニンによる胃粘膜損傷を予防します。オメプラゾール、ランソプラゾール、ラベプラゾールなどがあり、ロキソニンとの併用により胃潰瘍の発生率を大幅に減少させることができます。

H2受容体拮抗薬との併用

ファモチジン、ラニチジンなどのH2受容体拮抗薬も、胃酸分泌を抑制することでロキソニンによる胃腸障害を予防します。PPIと比較すると作用は穏やかですが、長期間の安全な使用が可能です。

市販薬としても入手可能であり、ロキソニンとの併用により胃部不快感や胃痛を軽減することができます。ただし、症状が持続する場合には医療機関での診察が必要です。

胃粘膜保護薬の併用効果

スクラルファート、レバミピド、ソファルコンなどの胃粘膜保護薬は、胃粘膜への直接的な保護作用により、ロキソニンによる粘膜損傷を防ぎます。これらの薬剤は胃酸を中和するのではなく、粘膜のバリア機能を強化することで保護効果を発揮します。

レバミピドは特に、プロスタグランジンの生成を促進することで、ロキソニンによるプロスタグランジン減少を部分的に代償する作用があります。そのため、ロキソニンとの併用において理想的な組み合わせの一つとされています。

まとめ

ロキソニンは多くの方にとって有効な鎮痛薬ですが、その効果を安全に得るためには適正な使用方法の理解が不可欠です。効果とデメリットを正しく理解し、適正量を守り、他の薬剤との飲み合わせに注意することで、安心して使用することができます。症状が持続する場合や重篤な副作用が現れた場合には、速やかに医療機関を受診し、医師の適切な指導を受けることが重要です。日常的な痛みの管理において、ロキソニンを適切に活用し、より快適な生活を送りましょう。

参考文献

低用量アスピリン及び非ステロイド性消炎鎮痛薬による消化管障害の危険性の評価

アスピリンと非ステロイド性消炎鎮痛薬との併用に関する調査

市販の解熱鎮痛薬の選び方|厚生労働省

配信元: Medical DOC

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