神経内分泌がんは全身に分布する神経内分泌細胞に発生するがんです。体のほぼすべての臓器から発生する可能性があります。
非常にまれながんですが、増殖速度が速く早期に転移・再発を起こしやすい悪性度・毒性度の高いがんです。発見が遅れると治療が困難になるケースがあります。
治療後の注意点について説明していきます。
※この記事はメディカルドックにて『「神経内分泌がん」を発症すると現れる症状はご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
中路 幸之助(医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター)
1991年兵庫医科大学卒業。医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター所属。米国内科学会上席会員 日本内科学会総合内科専門医。日本消化器内視鏡学会学術評議員・指導医・専門医。日本消化器病学会本部評議員・指導医・専門医。
神経内分泌がんの治療後の注意点

神経内分泌がんの再発の可能性はどれくらいですか?
進行が速く転移や再発を起こしやすい悪性度の高いがんです。そのため治療後も定期的な検査が必須となります。そして生活習慣や食生活の見直しや、ストレスを軽減する工夫をすることも、がんの再発予防に役立ちます。
治療後の日常生活における注意点を教えてください。
治療後の日常生活においての注意点には、以下のようなものがあります。定期的な検診:治療後も定期的な検査を受ければ、がん再発の早期発見や早期治療ができます。がんの再発を防ぐには治療後のフォローアップが重要です。
生活習慣の見直し:治療は大きく体力を消耗します。健康的な食生活・適度な運動・ストレスを軽減を心がけ、体力の回復に努めましょう。
治療の副作用への対処:治療によって副作用が生じる場合があります。治療を受ける前に、副作用について医師に説明を受けておきましょう。
感染予防:化学療法により免疫力が低下することがあります。予防接種・うがい・手洗いなど、感染対策に細心の注意が必要です。
心理的なサポート:がんの治療は心理的にも大きなストレスを抱えやすいです。治療中や治療後に、カウンセリングなどの心理的なサポートを受けることによりストレスが軽減できます。
治療によって変化した生活に対応する:治療によって障害が発生し、生活に変化が生じる場合があります。そうした場合には、適切な対応をし生活の変化に対応しなければなりません。
最後に、読者へメッセージをお願いします。
神経内分泌がんは、まれながんですが進行が早く転移を起こしやすい悪性のがんです。そのため早期発見が重要です。貧血・体重の減少・消化器の不振・背中のしこり・背中のいたみなどの徴候・症状があるときは、早めに専門医に相談してください。
治療で化学療法を用いた場合、副作用が伴うことが多くあります。治療を受ける前に医師に説明を受け、対処方法を理解しておく必要があります。
編集部まとめ

神経内分泌がんは、進行が速く転移や再発を起こしやすい悪性度の高いがんです。
そのため早期発見が重要です。また治療後は定期的な検査が必須となります。
そして生活習慣や食生活の見直すことや、ストレスを軽減する工夫をすることも、がんの再発予防に役立ちます。
参考文献
神経内分泌がん(国立がん研究センター 希少がんセンター)

