「ベッドに横になったら急に脚がムズムズしだす」「じっとしていられない」
このような夜間の異常な感覚に見舞われた経験に、身に覚えのある方は決して少なくないでしょう。
実際、数値的にも100人に2人から5人はこのような症状に悩まされていると考えられています。
しかし、ほとんどの方は病院を受診することなく過ごし、翌日に不眠になっていても仕方のないことだと流してしまっています。
これらの症状はむずむず脚症候群と呼ばれ、れっきとした病気です。
専門機関を受診し、適切な治療を受ける必要があります。
今回はむずむず脚症候群について解説しますので、お悩みの方はぜひ参考にしてください。
※この記事はメディカルドックにて『「むずむず脚症候群」を発症すると現れる症状・原因はご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
竹内 想(名古屋大学医学部附属病院)
名古屋大学医学部附属病院にて勤務。国立大学医学部を卒業後、市中病院にて内科・救急・在宅診療など含めた診療経験を積む。専門領域は専門は皮膚・美容皮膚、一般内科・形成外科・美容外科にも知見。
むずむず脚症候群の予防

むずむず脚症候群は治りますか?
むずむず脚症候群は、適切な治療を受けることで症状を大幅に改善することが可能です。むずむず脚症候群は誰でもかかるものであり、完治したと思っても再発してしまうことがあります。そこで放置することなく専門医を受診し、適切な治療を受ければ、むずむず脚症候群に悩まされることは大幅に軽減できるものです。むずむず脚症候群の疑いがある場合は、我慢することなく受診しましょう。
予防する方法を教えてください。
むずむず脚症候群を予防する上で最も大切なのは、健康的な生活習慣を心がけることです。カフェインやアルコールの過剰摂取は避け、栄養バランスの良い食事を取りましょう。特に鉄分不足には気をつけておくと安心です。鉄分は小松菜・ひじき・プルーン・レバー・赤身魚に多く含まれています。一緒にビタミンCを摂取して体に吸収されやすいようにしましょう。適度に運動することも忘れないでください。
最後に、読者へメッセージをお願いします。
100人に2人から5人という数字のように、むずむず脚症候群に悩まされている方は決して少なくありません。しかし、不眠に悩まされていても、病院を受診することなく放っておいてしまう方が本当に多くいらっしゃいます。二次性の脚むずむず症候群のように、裏に大きな病気が隠れている可能性も否定できません。むずむず脚症候群に限った話ではありませんが、体の異常を感じたら躊躇することなく専門機関を受診してください。
編集部まとめ

むずむず脚症候群は、安静時に異常な感覚でじっとしていられなくなるという非常に不快な病気です。
生活習慣を改めることで改善されることもありますが、薬物療法によってより効果的に症状を改善できる場合もあります。
お一人で悩まず、気軽に医療機関を受診するようにしましょう。
もしもパートナーや周りの方がむずむず脚症候群に悩まされているようであれば、病院に行くことをおすすめしてください。
適切な治療を受けて改善しましょう。
参考文献
レストレスレッグス症候群/むずむず脚症候群(厚生労働省)

