「腸が鳴る」のは「大腸がん」や「過敏性腸症候群」が原因?【医師解説】

「腸が鳴る」のは「大腸がん」や「過敏性腸症候群」が原因?【医師解説】

メディカルドック監修医が腸が鳴る症状で考えられる病気などを解説します。気になる症状は迷わず病院を受診してください。

※この記事はメディカルドックにて『「腸が鳴る」のは「大腸がん」や「便秘」が原因?医師が徹底解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

久高 将太

監修医師:
久高 将太(琉球大学病院内分泌代謝内科)

琉球大学医学部卒業。琉球大学病院内分泌代謝内科所属。市中病院で初期研修を修了後、予防医学と関連の深い内分泌代謝科を専攻し、琉球大学病院で内科専攻医プログラム修了。今後は公衆衛生学も並行して学び、幅広い視野で予防医学を追求する。日本専門医機構認定内科専門医、日本医師会認定産業医。内分泌代謝・糖尿病内科専門医。

「腸が鳴る」症状が特徴的な病気・疾患

ここではメディカルドック監修医が、「腸が鳴る」に関する症状が特徴の病気を紹介します。
どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。

過敏性腸症候群

過敏性腸症候群は、血液検査や胃・大腸カメラなどを行なっても腸に異常がないにもかかわらず、お腹の張りや腹痛、お腹が鳴る、下痢・便秘などのお腹の症状を慢性的に起こす病気です。原因についてははっきりとは分かっていませんが、腸管運動障害、精神的ストレス、食生活、自律神経機能の変化などが関与していると考えられています。過敏性腸症候群は軽いものから、日常生活に支障がでる程度の症状がある方まで幅広い病気でもあります。治療法には、薬物療法、食事療法、心理療法、運動療法などがあり、さまざまな療法を組み合わせて行う場合もあります。お腹が鳴る以外にも症状がある場合には、消化器内科に相談してみましょう。

大腸がん

大腸がんは結腸や直腸にできるがんで、男女合わせた総数で見るとがん罹患数は99万人以上と(2019年データ)、最も多い部位になります 。早期の大腸がんでは症状はほとんどありませんが、お腹がゴロゴロ鳴ったり、腹痛、便に血や粘液が混ざるなどの場合には大腸がんを疑って消化器内科を受診し、検査を受ける必要があります。また大腸がんは40歳以上で増えてくるため、40歳以上の方は毎年大腸がん検診を受けましょう。

「腸が鳴る」症状についてよくある質問

ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「腸が鳴る」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

空腹ではないのにずっと腸が鳴るのは病気でしょうか。

久高 将太 医師

腸は口から入った食事以外にも空気などを肛門側に送るため絶えず動いています。腸がなること自体は異常なことではなく、生理現象と言えます。

腸が鳴るのを止める方法・対処法を教えてください。

久高 将太 医師

腸がなることをコントロールすることはできません。あまりになる場合には便秘や消化管の病気が隠れている場合もありますので、気になる場合には消化器内科を受診してみましょう。

食後に腸からキュルキュルと音が鳴るのは健康な状態でしょうか?

久高 将太 医師

痛みを伴うなどがなければ、特に問題はありません。

頻繁に腸がゴロゴロ鳴るときに服用するといい薬はありますか?

久高 将太 医師

便秘や下痢などがある場合には、整腸剤や便秘薬を使うと改善するかもしれません。

配信元: Medical DOC

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