
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、SNSなどで創作漫画を投稿している黒葉だむさんの『虫歯を10年放置した結果』だ。
同作は、虫歯を10年も放置した黒葉さんが歯医者で治療する様子を描いた一作。以前黒葉さんのX(旧Twitter)にポストされると、2.5万もの「いいね」が寄せられている。そこで作者の黒葉さんに、同作を描いたきっかけについて話を伺った。
■トラウマを抱えながらも歯医者に…治療は意外とあっさり?

長年放置していた虫歯が徐々に欠け始め、このままでは歯のない老人になってしまうと危惧した黒葉さん。意を決して15年ぶりに歯医者に行くことにしたものの、以前歯医者で経験した“麻酔していても痛い”というトラウマは拭えないでいた。
そして、通院1回目、黒葉さんが思ったよりも早く治療が終わり、「こんなに簡単に終わるならもっと早く来れば良かった」という感想を抱く。しかし、まだ虫歯を削っただけで、次は歯の根の治療と消毒が控えていた。黒葉さんは担当医に「どれくらいで終わりますかね?」と尋ねると、「他にも虫歯あるので」「トータル半年ですね」と言われ…。
読者からは「定期的に歯医者に行こうと思った」「歯医者嫌いだけど、勇気をもらえた」などの反響が上がっていた。
■歯医者に行くきっかけは「今後肉を食べる時に毎回切ない思いをしたくない」

――『虫歯を10年放置した結果』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
最初は本当に歯医者に通わなければならない自分を奮い立たせるためだけで描いていました。とにかく行く前から嫌だったので、せめて漫画のネタにしてやろうと日記のように描き始めたのが始まりです。
治療をしていくうちに、今の虫歯治療は全然痛くないことを体験したり、虫歯はほっておくと抜歯しなければならなくなることを痛感し、「これは自分と同じように虫歯治療トラウマを持っている人に教えなければ」という方向性に漫画の内容をシフトチェンジしていきました。
通院1回目に歯医者さんに伝える時は放置していたことの恥ずかしさはありましたが、漫画にする際、人に知られることの恥ずかしさは特になかったですね。
治療が終わった後はとにかく、自分のようなトラウマ被害者をこれ以上生み出さないために描かねばという不思議なモードに入っていました。おそらく自分の創作スタイルは、「自分で気づいた事をエンターテイメントに乗せて伝える」というものが強いのかもしれません。
ちなみに歯医者に行こうと強く決意したのは、両側のよく噛む歯が欠け始め、肉を咀嚼する時に噛みきれなかったからです。「今後肉を食べる時に毎回切ない思いをしたくない」と治療することを決めました。
――描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。
やはり読んだ人に「歯医者の虫歯治療は痛くない」という事実を伝わるようにしたことです。こだわった点は、エッセイなので途中で飽きられないように好きな漫画のパロディを入れたりヒキを作ったところです。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共に教えてください。
最後の歯医者エッセイの宣伝漫画の部分です。配信前にどうしたら拡散されるかを考えて、マルチバースから黒葉だむ(自分)がやってくるアイデア浮かびに狂喜乱舞しました。実際そこまで拡散はされなかったですが(笑)。
――多くの反響があったかと思いますが、特に印象に残っているコメントや感想があればぜひお聞かせください。
歯医者さんの方から「虫歯治療の大切さを広めてくれてありがとう」という感謝のレビューが届いたことですね。それから、この漫画を読んで虫歯治療に向かう決意をした、というリプライとかですね。
――読者へメッセージをお願いします。
歯は実際数えてみると本当に少ないんですよ。虫歯治療し終わった方、虫歯がない方も定期検診も行くと良いです。(自分も2ヶ月に一回気軽に定期検診へ行くようになりました)
普段はXを中心にwebにて『ヤンキー娘とお友達から始めてみた』というラブコメ漫画を更新しています。現在11巻までほぼ無料で読めるので、ぜひ読んでみてください。そちらは精神的に幼い男の子の恋愛成長ドタバタラブストーリーになっています。良かったらフォローよろしくお願いします。

