オールオン4治療後に歯茎に隙間ができる原因

オールオン4の治療後、時間の経過とともに上部構造と歯茎の間に隙間が生じることがあります。原因は一つではなく、さまざまな要因が関係しています。以下で原因別に解説します。
インプラント体の埋め込み位置のずれ
オールオン4は、4本のインプラントを骨に埋めて一体型の歯列を固定しますが、埋め込みの位置、深さ、角度が設計からずれると、上部構造が歯茎に密着せず隙間が生じやすくなり、噛み合わせも狂って荷重が偏ります。
その結果、フレームのたわみやネジの緩みを招くこともあります。
歯肉および歯槽骨の吸収
歯槽骨は歯を支える大切な骨で、歯茎の土台となる部分です。オールオン4の治療後でも、口腔内の清掃が不十分だと歯垢や歯石が溜まり、歯周病菌が増殖して炎症を起こします。
炎症が長く続くと、身体の防御反応により歯槽骨が少しずつ吸収され、歯茎も下がっていきます。こうした骨や歯茎の変化によって、上部構造と歯茎の間に隙間が生じることがあります。インプラントは骨が減りにくい治療法ですが、防ぐことは難しいとされています。
インプラント体の移動
インプラント体は顎骨と強く結合していますが、長年の使用や噛み合わせの偏り、全身の健康状態の変化などにより、わずかに動くことがあります。
その微小な移動が上部構造との位置ずれを引き起こし、歯茎との間に隙間が生じることがあります。また、インプラント周囲の歯茎や骨が加齢や炎症によって痩せると、さらに隙間が目立ちやすくなります。
なかでも、インプラント周囲炎と呼ばれる炎症が起こると、歯茎の退縮が進みやすく注意が必要です。
オールオン4と歯茎に隙間ができる場合の対処法

オールオン4の治療後に歯茎との間に隙間ができた場合の対処法のひとつが、骨造成です。
原因療法として歯肉の隙間を埋める場合は骨造成を行い、顎骨のボリュームが増えることで結果的にその上に乗る歯肉で隙間が埋まります。
このように、顎骨と歯茎の状態が改善することで、健康面だけでなく審美面もよくなります。

