徒歩5分のカフェに「車で迎えに来て」親友からの扱いに小さなトゲを感じる|友達を足に使う人

徒歩5分のカフェに「車で迎えに来て」親友からの扱いに小さなトゲを感じる|友達を足に使う人

親友サオリとの関係に、あすかは少しの違和感を抱えていた。待ち合わせ場所に向かっているのに、わざわざ遠回りを要求されることが何度もあり、車出しを当たり前とする彼女の態度に、あすかの心には小さな棘が刺さっていく。

私の扱いが雑な友人

車 運転

サオリとの関係で、私がモヤモヤしていたのが、彼女の車出しに対する少しばかりの扱いの雑さだった。それは、親友という関係だからこそ、見過ごしてしまっていた小さな「棘」のようなもの。

サオリと会う約束は、いつも事前にしっかりと決めるのに、サオリは時々、その常識を平気で覆してきた。

「あすか、今どこ?」

ある日のこと、待ち合わせ場所に向かって運転していると、サオリからLINEが入った。目的地まであと数分というところだった。

「ん? もうサオリの家の近くまで来てるよ。あとちょっとで着くよ」

信号で停車した私は、すぐに返信した。すると、彼女から信じられないようなメッセージが送られてきた。

「ごめん、急で申し訳ないんだけど、今駅前のカフェにいるから、こっちに迎えに来てもらってもいいかな?ちょっと、さっきまで別の用事があったのが長引いちゃって」

車を便利に使う親友にモヤっとする

車 運転

彼女の家からカフェまでの距離なんて、せいぜい歩いて5分。それなのに、なぜか私にわざわざ遠回りさせてまで、そこに来てほしいと要求してくる。しかも、その用事の内容も詳細を話すことはない。ただ、漠然と「別の用事」とだけ告げられる。

「え、でも…」

と、一瞬、返事をためらった。なぜ私がわざわざ遠回りしなきゃいけないの?ふつふつと怒りが込み上げてくるけれど、それを口に出すことはできない。喧嘩になるのは嫌だし、親友との関係を壊したくなかった。

結局「わかった、向かうね」と短く返信した。

それが、一度や二度じゃない。毎回じゃないにしても、それが何度も続くうちに、私の心には小さな棘が刺さったような違和感が残った。親友なら、相手の気持ちを考えるべきなんじゃないか。車を出す側の負担を少しでも減らそうって、思わないものなのかな…。

配信元: ママリ

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