「#おかえり松ちゃん」の裏側にある「芸人不要論」
一般人の反応は極めて活発で、ハッシュタグ「#おかえり松ちゃん」とともに、ライブを称賛する声が主流です。
「今日で一年分取り戻しました!ファンにとっては姿を見せるだけでも嬉しい」「わたしも松本人志さんLive間に合うように帰った」など、待望の復帰を心から歓迎するファンが多いことがわかります。
しかし、その盛り上がりの裏で、テレビ業界の現状や、復帰そのものへの拒否感を示す声も散見されます。また、有料配信という復帰方法に対し、「まだ様子見」と慎重な意見も残っており、世論の複雑さが浮き彫りになっています。
レジェンドが選んだ「戦略的」な復帰の道
松本さんの復帰は、2024年に巨額な訴訟問題を経てのものです。今回の復帰は、同じく吉本興業の宮迫博之さん(元雨上がり決死隊)の復帰経緯との対比で、その戦略的な特殊性が際立ちます。
宮迫さんが契約解除後、個人でYouTubeというプラットフォームから復帰し、泥臭く世論を問いかけたのに対し、松本さんは吉本興業に所属したまま、自社の有料プラットフォームで活動を再開しました。これは、「組織の庇護のもと、テレビとは違う新しい経済圏で活動を再開する」という、極めて戦略的な選択と見る人もいるようです。
Xでは、松本さんが公の場で謝罪会見を開かなかった点について、「公の場で説明せず復帰するのは宮迫以下で卑怯だ」と説明責任を問う厳しい批判も根強く混在し、世論の二極化は続いています。復帰のインパクトは絶大である一方、松本さんの今後のメディアへの露出や、過去の疑惑に対する対応が、この先の活動に大きな影響を与えることになるのか……。松本さんの一挙一動に注目が集まっているのは間違いありません。
(LASISA編集部)

