ブラックバスを根絶した池→約1年後の今は…… 思わぬ光景に「天国すぎる!」「素晴らしすぎますよ!」

ブラックバスを根絶した池→約1年後の今は…… 思わぬ光景に「天国すぎる!」「素晴らしすぎますよ!」

池は浄化区域に

 なお小宮さんたちはこの周辺の池でブラックバスを見ていないか、ときおり周辺の方々に聞いているそうです。すると10年くらい前まではいたけれど、注意すること、池干しをすることを何年も繰り返しているため、最近は大丈夫という話だったとのこと。その話と池の状態を照らし合わせると、この池は「浄化区域」になったと考えてよさそうですね。

 以前のこの池は目視で泳ぎ回るブラックバスが確認できるうえに、たまに池干ししたときにクロゲンゴロウが出てくる程度で、ほとんどの生き物は食いつくされていたのだとか。ブラックバスのおなかの中から大量のヤゴや、在来種のカエル・トノサマガエルが出てくる状態だったそうです。

 現在の池は以前の状況が想像できないほど大量のマツモムシが泳ぎ回り、昨年は見かけなかったという最大級のトビケラ・エグリトビケラの巣も複数個落ちています。この状態は「ブラックバスがいたら絶対このレベルにならない」と、断言してしまってよさそうですね。

 最後に今日採取した生き物を見てみると、この周辺にいる水生昆虫がほぼ全部帰ってきたことが確認できました。ポテンシャルのある場所でブラックバスを取り除くと、もともといた生き物たちが自然と帰ってくるようです。

 日本ではブラックバスを駆除するとアメリカザリガニが増えてしまってよくない、という論調が多いそうですが、この地域のようにアメリカザリガニがいない場所であれば、ブラックバスを駆除するだけで豊かな環境へと戻っていくのかもしれません。

 なお今年この池ではまだブラックバスを見ておらず、昨年も駆除後2週間ほど見回ってそれ以降も出なかったそうです。ブラックバスはもちろん、ウシガエルもそのオタマジャクシもいない環境は在来の植物や水生昆虫がかなり増えて、非常にいい状況になっていたことが確認できたのでした。

「これだけ再生されるとは」「『希望』と言う言葉が浮かびました」と反響

 動画には、「ヒツジグサ、良いですねー。良いな〜!」「1965年代ぐらいの記憶では、一般家庭でもドジョウ汁が作れる程たくさん獲れたと思うんですが、現在はもう獲れなくなってるんですかね。寂しいなぁ」「バスがいなくなるだけで、これだけ再生されるとは、うれしくなります」「『希望』と言う言葉が浮かびました。これが未来につながってほしい」「コガタノゲンたくさん! 天国すぎる!」「小宮さん達の活動の成果が、素晴らしすぎますよ!」といったコメントが寄せられていました。

 小宮さんはこの他にも、YouTubeチャンネル「コミヤの生物多様性に関する一考察」やX(Twitter)(@ariake538)にて、環境保全活動に関する情報を発信しています。

画像提供:YouTubeチャンネル「コミヤの生物多様性に関する一考察」

配信元: ねとらぼ

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