すぐに病院へ行くべき「認知症の初期症状」
ここまでは認知症の初期症状を紹介してきました。
以下のような症状がみられる際にはすぐに病院に受診しましょう。
頭痛、物忘れ、まっすぐ歩けないなどの症状も伴う場合は、脳神経外科へ
物忘れ症状やぼーっとする症状に加えて、頭痛が持続していたり手足の筋力低下によってまっすぐ歩くことができなかったりする場合には、慢性硬膜下血腫が疑われます。
慢性硬膜下血腫は、頭部打撲によって1ヶ月程度の時間をかけて出血がたまって脳を圧迫して神経症状を生じる病気で、放っておくと脳の圧迫が進み命に関わります。認知症症状だけではなく筋力低下や頭痛症状もその出血を除去する手術によって改善するため、すぐに治療を受けるべきです。多くの場合、1週間程度の入院治療となります。
上記のような症状がある場合には、すぐに脳神経外科を受診して検査を受けましょう。
受診・予防の目安となる「認知症の初期症状」のセルフチェック法
・物忘れの回数が多い場合
・新しいことや約束が覚えられない場合
・怒りっぽい症状がある場合
・これまで好きだった趣味などに興味を示さない場合
「認知症の初期症状」についてよくある質問
ここまで認知症の初期症状などを紹介しました。ここでは「認知症の初期症状」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。
家族が認知症かどうかチェックする方法を教えてください。
村上 友太(むらかみ ゆうた)医師
物忘れの回数が多いこと、新しいことや約束が覚えられないこと、怒りっぽくなるなど人柄に変化があること、これまで好きだった趣味などに興味を示さなくなること、など日常生活の中で何らかの変化があるかどうかチェックしてみましょう。いくつか思い当たる場合には、かかりつけ医などに相談すると良いでしょう。
認知症の初期症状で怒りっぽくなる原因はどんなことが考えられますか?
村上 友太(むらかみ ゆうた)医師
物忘れが多くなることでストレスが溜まったり、前頭葉機能の低下によって感情をコントロールすることが難しくなったりするなど、さまざまな要因が重なることが考えられます。
若年性認知症の初期症状はどのような特徴がありますか?
村上 友太(むらかみ ゆうた)医師
もの忘れが多い、職場や家事などでミスが多い、怒りっぽい、今までにない行動・態度が出る、人の話を聞かないという症状がよくみられると言われています。
認知症を疑う歩き方の特徴について教えてください。
村上 友太(むらかみ ゆうた)医師
認知症では、歩幅が狭くなったり、すり足気味で歩いたり、フラフラしてバランスが悪い歩き方が見られます。このような転倒しやすい歩行状態になるので、不安定な歩き方や転んでしまうことがあったら、認知症の存在を疑うきっかけになります。

