「子宮頸がん」を疑う「今すぐ病院へ行くべき症状」はご存知ですか?医師が徹底解説!

「子宮頸がん」を疑う「今すぐ病院へ行くべき症状」はご存知ですか?医師が徹底解説!

子宮頸がんの症状とは?Medical DOC監修医が子宮頸がんの何科へ受診すべきかなどを解説します。気になる症状がある場合は迷わず病院を受診してください。

※この記事はMedical DOCにて『「子宮頸がんの症状」はご存知ですか?初期症状・末期症状も医師が徹底解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

丸山 潤

監修医師:
丸山 潤(医師)

群馬大学医学部卒業。群馬県内の高度救命救急センター救急科及び集中治療科に2022年まで所属。2022年より千葉県の総合病院にて救急総合診療科および小児科を兼務。乳児から高齢者まで幅広い患者層の診療に努める。
【保有資格】
医師/医学博士/日本救急医学会救急科専門医/日本集中治療医学会集中治療専門医/DMAT隊員/日本航空医療学会認定指導者(ドクターヘリの指導者資格)/JATECインストラクター/ICLSインストラクター

「子宮頸がん」とは?

子宮頸がんとは、膣と子宮をつなぐ入り口『子宮頸部(しきゅうけいぶ)』に発生するがんのことです。
多くのがんは高齢になると発症リスクが上がりますが、子宮頸がんは20代後半から発症が増加し始め、30代後半にピークを迎える傾向があります。
子宮頸がんは比較的若い世代で発症しやすい特性があるのが特徴です。このがんの原因の多くが、性交渉によるウイルス感染です。
健診でこのがんを早い段階で発見すれば、妊娠できる力(妊孕性)を保つことができます。子宮頚部の一部だけを切除するので、妊娠、出産に支障はありません。
ただし、進行した状態で発見されると、子宮や卵巣を摘出する大掛かりな手術を行う場合も少なくありません。
日本国内では年間約10,000人以上の方が感染し、約3,000人もの方が亡くなっています。

すぐに病院へ行くべき「子宮頸がんの症状」

ここまでは子宮頸がんの症状を紹介してきました。
以下のような症状がみられる際にはすぐに病院に受診しましょう。

不正出血、おりものの異常がある場合は、婦人科へ

月経期以外の出血や性交時の出血、異臭がするおりもの、色が付いたおりものや水っぽい粘液が大量に出る時は、すぐに婦人科を受診しましょう。
これらの症状は月経不順や更年期障害など、ありふれた原因が多いので放置しがちです。たとえ子宮頸がんでなくても、これらの症状は感染症や炎症の可能性もあるため、婦人科を受診しましょう。

受診・予防の目安となる「子宮頸がん」のセルフチェック法

子宮頸がんで唯一、最大のセルフチェック法は「定期的(2年に一度)に子宮頸がん検診を受ける」ことです。性交経験のある女性はすべて潜在的な子宮頸がんのリスクがあると言っても差し支えありません。
子宮頸がんを引き起こすウイルス、ヒトパピローマウイルス(HPV)は誰もが持っているありふれたものです。性交で感染し子宮頚部に取り付きます。
多くの場合はHPVに感染し免疫でやがて排除されます。しかし一部は取り除かれず、長期感染して子宮頸がんを引き起こします。HPVは「誰もが感染するウイルス」「発症まで時間がかかる病気」という性質があるため、定期的な子宮頸がん検診は早期発見に欠かせません。会社や自治体が行う定期健診などで、必ず受けるようにしましょう。
子宮頸がんを予防するには、性交経験がない時期に子宮頸がんワクチンを接種することが唯一の解決法です。ワクチン接種で、子宮頸がんリスクを90%以上防ぐと言われています。非常に効果が高いワクチンですが、先進国では日本だけがワクチン接種が進んでいません。
なお、ワクチンを接種しても10%の発症リスクは残るため、定期的な子宮頸がん検診は必要です。

配信元: Medical DOC

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