希少がんの1つである骨肉腫は、好発年齢が10代と若いのが特徴です。
この病気は全世界的に治療法が確立されており、その方法に則って治療が行われるのが一般的です。
では、そもそも骨肉腫とはどのような病気なのでしょうか。また骨肉腫でみられる主な症状とは、どのような症状なのでしょうか。
この記事では、骨肉腫について症状・治療方法・ほかの臓器への転移について解説します。ぜひ参考にしてみてください。

監修医師:
眞鍋 憲正(医師)
信州大学医学部卒業。信州大学大学院医学系研究科スポーツ医科学教室博士課程修了。日本スポーツ協会公認スポーツドクター、日本医師会健康スポーツ医。専門は整形外科、スポーツ整形外科、総合内科、救急科、疫学、スポーツ障害。
骨肉腫とは?
骨肉腫とは、骨や軟骨にできるがんで、発生数の少なさから希少がんの1つとされています。いくつかある希少がんのなかでは、発生頻度が高いとされており、新規に罹患する年間患者数は200〜250人程度です。
好発年齢は10代で、10代後半は発症のピークとされています。また、男女比は1.5:1でやや男性の方が起こりやすい病気です。
この病気の好発部位は、ひざ関節周辺で、大腿骨の下端や脛骨の上端は発生しやすい部位とされています。発生原因はほとんどの場合で不明ですが、放射線治療・骨パジェット病・線維性骨異形成などに続発しての発生報告例もあります。
骨肉腫の症状
骨肉腫の主な症状は患部の腫れ・痛み・骨折です。しかし10代に発症する方がほとんどのため、痛みの原因を成長痛と自己判断してしまうことも珍しくありません。
怪我をしていないのに、1ヵ月を超えても痛みが引かない場合や腫れが見られる場合には、医療機関の受診がおすすめです。
患部の腫れ
骨肉腫が発生している部位の腫れが起こることがあります。また、がんが進行していると腫れだけでなく、腫瘍そのものを触知可能な場合もあります。
患部の痛み
一般的に、骨肉腫が発生した部位に痛みが起こります。運動後や安静時に痛みが強くなるのが特徴です。また夜間にのみに痛みが現れることもあります。
骨折
骨肉腫が発生している部位は、骨が弱くなってしまうことがあります。これは、健康的な骨と比べると、とても骨折しやすい状態です。この状態で起こる骨折を病的骨折といいます。
通常の骨折では、骨折時には骨の折れる部位に大きな力がかかります。しかし病的骨折は、わずかな力でも起こることがあるため、注意が必要です。

