骨肉腫の転移についてよくある質問
ここまで骨肉腫の進行速度・症状・治療法などを紹介しました。ここでは「骨肉腫の転移」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
骨肉腫が肺に転移した場合どのような症状が出ますか?
身体にあるさまざまな臓器のうち、呼吸機能を司りガス交換を担う肺は、大量の血液が流れ込む臓器です。そのため、身体のあらゆるところに発生したがんが、転移しやすい部位とされています。転移性肺腫瘍は、ある程度進行するまで、無症状に経過することがほとんどです。しかし、がんが大きく成長すると、血痰・肺炎・呼吸困難・気胸などさまざまな症状を引き起こします。
転移が疑われる場合どのような検査を行いますか?
骨肉腫はさまざまな部位への転移の可能性がありますが、なかでも肺に転移しやすいことがわかっています。肺への転移が疑われる場合、以下のような検査が行われるのが一般的です。胸部X線検査
胸部CT検査
胸部MRI検査
PET検査
腫瘍マーカー
確定診断をするためには、上記の検査に加えてがん細胞を採取して、骨肉腫と同じがん細胞であることを確認することが必要です。そのために行われる検査には、以下のようなものがあります。
喀痰細胞診
気管支鏡検査
針生検
胸腔穿刺
これらの検査結果を確認し、転移性のがんであることの診断が行われます。
編集部まとめ
骨肉腫は、そのほとんどが10歳代で発生し、10代後半に発生のピークを迎えます。
骨に発生して痛みや腫れを伴うがんで、発生しやすい部位は膝関節周囲の骨です。
転移がみられることも少なくないため、その治療は手術によるがんの切除と転移・再発予防として薬物療法が行われます。
骨肉腫は、発生する時期と症状が成長痛と似ているために、見過ごされて放置されてしまうこともある病気です。
腫れていたり痛みが長期に渡ったりするときは、医療機関へ早めに受診しましょう。

