大雨の日に水たまりで助けを求めていた子猫を保護して4年……。家猫に迎えるまでの経緯と成長記録をまとめた動画がYouTubeに投稿されました。動画は、記事執筆時点で1万3000回以上再生されています。
動画が投稿されたのはYouTubeチャンネル「落ち猫あめちゃん」。元保護猫の「あめ」ちゃんの毎日を公開していて、以前は新しいお家に引っ越した日のかわいい様子が話題になりました。今回注目されているのは、保護から無事4年が経ったのを機に、あめちゃんとの出会いからこれまでを振り返り、無事に4歳の誕生日を迎えたことを記念した動画です。
2021年8月13日、大雨警報発令された大阪で
飼い主さんが今でも鮮明に覚えているという4年前の8月13日、大雨警報の中、出掛けようと玄関を出ると、どこからか動物の鳴き声のようなものが聞こえてきました。探してみると、道路の端の水たまりでびしょびしょになっている子猫を発見。その姿は、“猫かどうか”も判別できないほどボロボロで、周囲に親兄弟の姿は見当たらなかったそうです。
発見した家族は動物アレルギーがあったため、家にいる家族に子猫の写真を撮って送り、助けを求めました。すぐに家族がタオルを持って駆け付け保護し、体が冷え切ってノミだらけの子猫を温かいお湯で洗い、ミルクを与えると、安心したのか疲れが出たのか、すやすやと眠ってくれました。
猫を飼った経験のなかった一家は、地域の保護団体に連絡して相談し、まずは動物病院へ。幸い怪我や病気はなく、生後2~3週間ほどと判断されました。このとき獣医師が「捨て猫ではなく、母猫に落とされた“落ち猫”では?」と語ったことが、YouTubeチャンネル「落ち猫あめちゃん」の名前の由来になっているそうです。
家族に迎えるのはむずかしい……
動物病院から帰ってあめちゃんのことについて家族会議を開きました。動物アレルギーの家族がいることに加え、当時お家にはガンを患った先住犬「もこ」ちゃんがいたため、あめちゃんには里親を探そうという結論に。実は、YouTubeチャンネル開設は、当初は里親探しが目的だったのです。
あめちゃんの動画には、猫初心者の家族にたくさんの人からのアドバイスが寄せられ、本当に感謝しているそうです。見守ってくれる人たちの中から真剣に里親候補になることを考えてくれる人も現れました。

