【入れ歯の悩み解消】たった4本のインプラントで歯を取り戻す治療法とは【医師が解説】

【入れ歯の悩み解消】たった4本のインプラントで歯を取り戻す治療法とは【医師が解説】

歯を失った部分にインプラントを埋め込む従来の治療法とは異なり、わずか4本のインプラントで上下の歯全体をサポートする「オールオン4」。治療期間が短く、手術後すぐに仮歯が入ることから、40代、50代の方からご高齢の方まで多くの患者さんから注目を集めています。今回は、オールオン4の特徴やメリット・デメリットを、クローバー歯科・矯正歯科あべの天王寺院の永井先生に解説してもらいました。

永井 伸人

監修歯科医師:
永井 伸人(クローバー歯科・矯正歯科あべの天王寺院)

国立徳島大学歯学部卒業。愛媛大学医学部附属病院歯科口腔外科研修医を経て、大阪の歯科医院にて研鑽を積む。同法人の副院長を務めた後、医療法人真摯会に入局。現在はクローバー歯科・矯正歯科あべの天王寺院の院長として、患者様一人ひとりに最適な「個別解」を提案する診療を実践。患者さんごとに経済状況や年齢、将来の展望を考慮した総合的な治療計画を立案し、誠実な診療を心がけている。日本口腔インプラント学会、日本顎咬合学会所属。

編集部

オールオン4の特徴は「少ないインプラントで多くの歯を支えられる」ということですが、従来のインプラントとの違いをもう少し詳しく教えてください。

永井先生

オールオン4は、下イメージ図のように片顎(上顎または下顎)に4~6本のインプラントを入れ、それを土台にして前歯から奥歯までつなげた人工歯を固定する方法です。従来の治療では1本の歯に対し1本のインプラントを埋入します。一方のオールオン4は、前方に2本のインプラントを縦に、その後方に2本のインプラントを斜めに入れることで、少ない本数でも顎全体をしっかり支えることができます。

編集部

従来のインプラントに比べて、オールオン4は患者さんにとってどのようなメリットがありますか?

永井先生

オールオン4の最大のメリットは、埋入するインプラントの本数が少ないため、従来のインプラントよりも治療期間が短く、手術の負担が少ないことです。また、手術後すぐに仮の歯を装着できるため、見た目や噛む機能を早く改善できるのも患者さんにとって大きな利点となっています。

編集部

オールオン4のデメリットやリスクにどのようなものがありますか?

永井先生

オールオン4治療では、残っている歯をすべて抜歯する必要があります。これはインプラントを適切な位置に埋入し、しっかりと固定するためです。また、少ないインプラントで多くの人工歯が入る分、通常のインプラントよりは費用が抑えられるものの、片側200万円以上はかかるため、費用面の負担は大きいといえます。くわえて、糖尿病で病状がコントロールできていないなど、全身の健康状態によっては治療が受けられない場合があります。

編集部

以上をふまえると、オールオン4はどのような患者さんにおすすめの治療といえますか?

永井先生

重度のむし歯や歯周病で自分の歯がほとんど残っておらず、食事に支障をきたしている方にはとくにおすすめです。また、入れ歯を使っているものの、「どうしても合わない」という方にもオールオン4は適しています。ほかには、重度の歯周病で治療と再発を繰り返している方や、何度治療しても改善が見られない方にもおすすめできる治療法です。

※この記事はメディカルドックにて<インプラント手術当日から食事が可能? 「オールオン4」のメリット・デメリット>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

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配信元: Medical DOC

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