「銀歯を噛むと突然痛み」出す原因とは?すぐに病院へ行くべき症状も歯科医師が解説!

「銀歯を噛むと突然痛み」出す原因とは?すぐに病院へ行くべき症状も歯科医師が解説!

銀歯を噛むと突然痛くなるのを治すには?メディカルドック監修医が対処法や考えられる原因・病気・何科へ受診すべきかなどを解説します。気になる症状は迷わず病院を受診してください。

手塚 充樹

監修歯科医師:
手塚 充樹(ヘルシーライフデンタルクリニック)

歯科医師、歯学博士。2009年に鶴見大学歯学部を卒業後、口腔内科学・口腔外科学分野で臨床経験を積み、2015年に歯学博士号を取得。2014年に川崎ジンデンタルクリニック院長を経て、2019年に新橋ヘルシーライフデンタルクリニックを開設、現在も院長を務める。また、2023年より東京立川歯科衛生学院専門学校の兼任教員として教育にも従事。予防しかや口腔と全身の健康をテーマにラジオ出演や書籍の出版を通じて幅広く情報発信を行なっている。

「銀歯を噛むと突然痛くなる」症状で考えられる病気と対処法

銀歯を噛むと突然痛くなる症状の原因として考えられるものは複数あります。こちらの記事でご説明をしますので現在のご自身の症状と照らし合わせて参考にしてみてください。

虫歯ではないのに銀歯を噛むと突然痛くなる症状で考えられる原因と対処法

この場合に考えられるのは噛んだ時の痛みです。または、冷たいものや熱いものに対してしみる症状も考えられます。歯茎が腫れてくるケースも考えられます。
まずは鏡をみて、自分の口腔内をチェックし、該当する銀歯が破損したり脱離したりしていないかどうかを確認してみましょう。
考えられる原因には、銀歯の破折、脱離など。根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)といって、歯の根の周りの炎症が起きているなどの可能性が考えられます。または、銀歯を接着していた接着剤の溶出によって隙間から刺激が伝わりやすくなっている可能性もあります。いずれにしろ痛みがある場合には放置をすることによって病態が進行してしまう可能性がありますので注意が必要です。歯科医院を受診しましょう。

ストレスで銀歯を噛むと突然痛くなる症状で考えられる原因と対処法

ストレスがたまっているときは、日中や睡眠時などに歯ぎしりをしている可能性があります。主に症状は噛んだ時の痛みや冷たいものに敏感になるなどが考えられます。歯ぎしりが原因の場合には、銀歯があるところだけではなく、反対側やそのほかの歯にもしみる症状などが発現している可能性があります。
すぐにできる処置、症状の落ち着かせ方は、ストレスの軽減、食生活の見直し、日中に噛み締めている方は顎の力を抜くように意識をすることです。
考えられる原因には、噛み締めの過度な力による歯根膜炎(しこんまくえん)や知覚過敏症、歯の破折など。または、ストレスによる免疫機能の乱れによる、歯の周りの炎症も考えられます。病名としては、歯周炎(ししゅうえん)や根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)といったものが該当します。
ストレスが原因の場合には、過度な力が原因となっている場合が考えられますし、問診の際に参考になる情報ですので、歯科医院を受診して担当歯科医師にその旨を伝えましょう。

歯茎が腫れて、銀歯を噛むと突然痛くなる症状で考えられる原因と対処法

噛んだ時の痛みとともに、歯の周りや少し離れた箇所に腫瘤(しゅりゅう)というものを作るのでおできのように腫れることがあります。
このような場合にすぐできる処置として、かみ合わせの調整や、抗生物質の服用により症状が落ち着くことがあります。
考えられる原因には、根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)や歯周炎の急性発作などが考えられます。原因としてはいずれも細菌感染が原因となりますので、細菌を落ち着かせるために歯の根管治療を行ったり、歯周炎の治療を行って改善していきます。
細菌感染が重度になってしまうと、お顔まで腫れてきたり、蓄膿症を併発してしまったり、高熱が出たりすることがあります。進行すると骨髄炎やそのほか遠隔の組織にも炎症が起こり入院が必要になったりすることもありますので、早めに歯科医院を受診しましょう。

熱いものを食べた時、銀歯を噛むと突然痛くなる症状で考えられる原因と対処法

最初のうちは銀歯のところが冷たいものだけにしみる反応をしていたのに、徐々に温かいものにも痛みを感じ始めるというところが特徴です。
このような場合に症状を落ち着かせる方法として、歯の神経が炎症を起こしている可能性が高いので、虫歯の治療や歯の根管治療が必要となることが考えられます。
考えられる原因は、急性もしくは慢性歯髄炎(しずいえん)という歯の内部の神経が炎症を起こしている可能性があります。
夜間に拍動痛といって、心臓の拍動とともに痛むようになってきたり、痛みが増大する可能性がありますので早めに歯科医院を受診しましょう。また、問診の参考になりますので、担当歯科医師には、今までの痛みの種類や経過の違いがあればそれを伝えましょう。

奥歯の銀歯を噛むと突然痛くなる症状で考えられる原因と対処法

奥歯は前歯に比較すると強い力がかかる傾向があります。歯が触れるだけで痛いなどの強い痛みがでることや、噛んだ時に違和感と痛みの中間くらいの症状が出る可能性があります。
症状を落ち着かせるには、あまり痛みがあるところでは食事をしないようにしましょう。
考えられる原因としては、根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)や歯の破折などが考えられます。もしくは、銀歯の周囲に虫歯ができ始めている可能性もあります。
奥歯は咀嚼の要となる存在ですので、痛みがあると食事に大きな支障が出ることが多いです。栄養摂取にも偏りが出る可能性がありますので、早めに歯科医院を受診しましょう。

すぐに病院へ行くべき「銀歯を噛むと突然痛くなる」に関する症状

ここまでは症状が起きたときの原因と対処法を紹介しました。
応急処置をして症状が落ち着いても放置してはいけない症状がいくつかあります。
以下のような症状がみられる際にはすぐに病院に受診しましょう。

顔が腫れている、高熱が出ているなどの症状の場合は、口腔外科へ

顔面や頬部や頚部などの腫脹、発熱、噛んだ時の痛みやのどの痛み、鼻炎などが歯の痛みとともに出現することがあります。
このような場合に考えられる病気は蜂窩織炎(ほうかしきえん)、根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)、歯性上顎洞炎(しせいじょうがくどうえん)などです。
放置をすることでどんどん腫れが増大し、気道を圧迫する可能性があります。病状が進行すると脳や心臓のほうにも炎症の影響が出てしまうことがあります。顎の骨の中で炎症が進行すると骨髄炎(こつずいえん)といって非常に治すことが難しい状態に病態が進行してしまうこともあります。早めに近くの口腔外科を受診するようにしましょう。

受診・予防の目安となる「銀歯を噛むと突然痛くなる」ときのセルフチェック法

・顔の腫れがある場合
・高熱がある場合
・歯茎の腫れがある場合

配信元: Medical DOC

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