将也のSNSに投稿された「モラハラ妻」という投稿を見て以来、眠れない夜が続いたみわは、ついにメンタルクリニックへ。医師の言葉に救われます。今後の夫婦関係について悩んだみわは、姉からとあるアドバイスを受けて―――。
心が休まらない日々
将也のSNS投稿を見て以来、私の心は休まることがなくなりました。責める気持ちは正直なところ、なくなることはありません。何度も何度も裏切られていた事実は、思い出すたびに胸をえぐるように痛いのです。あのLINEのやりとり、将也の冷たい視線、むつみと遊ぶふりをしてスマホを弄っていた彼の姿…すべてに今でも腹が立っています。
「でも、このままでは私がモラハラ妻になってしまう」
頭では分かっているのに、彼の言動を許す気持ちになれないのです。サレた側が苦しまなくてはいけないのはなぜなのでしょう。私はただ、真実と謝罪が欲しかっただけなのに。
このころ、ストレスから夜に全く眠れなくなりました。横になっても、将也の顔とSNSのコメントが脳裏にちらついて、心臓がバクバクします。徐々に食事ものどを通らなくなっていきました。
自分で自分を傷つけていた
結局、私はメンタルクリニックに通うようになりました。先生は私の話を遮らず、ただ静かに聞いてくれます。
「あなたがご主人を責めるのは、裏切られたことで失った自己肯定感を回復させようとする防衛本能の一つです。責める行為自体に苦しんでいるのは、あなた自身が、本来は優しい人だからですよ」
先生の言葉に、初めて涙が出ました。私は、将也に責められて傷ついているだけじゃなく、自分自身の行動でさらに苦しんでいたなんて。

