義母は昔から少し図々しいところがあり、わが家に来るたびに「これいいわね、もらって帰っていい?」と、まだ使っているものまで持ち帰ろうとすることがよくありました。そして……。
義母の“ひと言”にモヤッ…そのとき、娘が!?
ある日も、娘の新しい絵本を見て「これ、うちの孫(義妹の子)にあげたいな〜。いいかしら」と、当然のように言い出したのです。私が苦笑いしていたところ、5歳の娘が真顔でこう言いました。「それ、ママが買ってくれたんだよ。なんで、おばあちゃんが持っていくの? 持ってったら、私泣くよ」
その場が一瞬シーンと静まり返り、義母も「あっ……そうよね、ごめんね」と苦笑い。私は内心少しスカッとしました。それ以降、義母もあまり図々しいお願いをしなくなり、改めて娘の存在のありがたさを実感。子どもの素直さが、一番の抑止力になることもあるのだと感じました。
この一件以来、義母とはほどよい距離感で付き合えるようになりました。娘には「イヤなことをちゃんと伝えるのは大事だよ」と伝えています。
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子どもの素直な言葉に、大人がハッとさせられることってありますよね。たとえ家族であっても、相手に流されず「イヤなことはイヤ」と伝える勇気を大切にしたいですね。
著者:吉田まいこ/30代 女性・パート。2児の母。わが家の気ままな猫に翻弄されつつ癒やされる日々。
イラスト:さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年10月)

