急性骨髄性白血病の病型分類
急性骨髄性白血病(AML)は、他の固形がんとは異なり、ステージや病期という概念を用いるのではなく、病型に基づいて分類されます。この分類は、治療方法や予後を決定する上で重要です。AMLの主な分類方法には、FAB分類とWHO分類の2つがあります。
FAB分類:FAB分類は、白血病細胞の形態学的特徴に基づいています。
これは、細胞の形や大きさ、細胞内の顆粒の有無などの顕微鏡的特徴に基づいてAMLをM0からM7までの8つのサブタイプに分類します。
例えば、M3型は急性前骨髄球性白血病を指し、特定の治療法(ATRA療法など)が効果が期待されます。
WHO分類:WHO分類は、より広範な臨床的、分子生物学的特徴に基づいてAMLを分類します。
この分類では、遺伝子異常、骨髄内での異常細胞の割合、関連する疾患の歴史などを考慮しています。
急性骨髄性白血病についてよくある質問
ここまで急性骨髄性白血病を紹介しました。ここでは急性骨髄性白血病についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。
急性骨髄性白血病は完治しますか?
甲斐沼 孟(医師)
急性骨髄性白血病(AML)の完治については、患者の年齢、全体的な健康状態、病気の特定の遺伝子型や分子的特徴、そして治療の応答性等によって異なります。
急性骨髄性白血病の完治は状況によって期待できますが、治療の成功率は多くの要因に依存し、治療には重篤な副作用のリスクが伴います。個々の患者の状況に応じた治療計画と綿密な医療ケアが必要です。医師や専門家の指導のもとで、個別の治療とその利点、リスクを検討することが重要です。
急性骨髄性白血病の生存率はどのくらいですか?
甲斐沼 孟(医師)
急性骨髄性白血病の長期生存率は約60-70%です。これは、全体的に見て、診断後5年以上生存する患者の割合を示します。ただし、この数値は平均的な統計であり、個々の患者の生存率は多くの要因によって大きく変動します。また、小児の急性骨髄性白血病の場合、全体の約60~70%が長期生存することが期待されます。小児の患者は成人よりも良好な予後を示すことが多いです。
しかし、約30〜40%の患者は白血病が再発したり化学療法で5~10%の患者において合併症による死亡が起こる可能性があります。

