なぜ『愛の、がっこう。』はネットでウケた?
では、TVerお気に入り登録数トップ5に入り、ウェブ検索数2位となった『愛の、がっこう。』はどんな要素でネット上で支持を受けたのか。同作は、ホストと高校教師の恋愛を描くというセンセーショナルな作品だ。しかし放送開始直前には、悪質なホストクラブ問題対策として風俗営業法が改正されるなど逆風もあり、今作の低視聴率発進に繋がった。
ドラマコアファンと若年層、両方が支持する要素
ただ、木村演じる主人公・小川愛実の勤務先は高校であり、Snow Man・ラウール演じる読み書きができないカヲルに勤務外で特別授業をする。また愛実もカヲルもいわゆる毒親によって人生を左右されおてり、若年層にも身近な題材として受け止められた。
この投稿をInstagramで見る
ラウールはホストとして一見チャラそうでいて、孤独で繊細、かつ純心なカヲルを見事に演じたことが評判になった。
また、安易にホスト文化を持ち上げるのではなくその闇もきちんと描いていたこと、2人の恋愛がじっくりと丁寧に描かれた純愛であったことなど、ドラマコアファンにも受けるような良質なドラマであったことも、ネット指標を押し上げた。

