
葬儀マナーに不安はある?
葬儀は故人を見送る大切な場ですが、「作法を間違えて失礼にあたらないか」と不安を感じる人は少なくありません。
近年、「形式よりも気持ちが大切」という考え方も広がる中、参列者は作法と心のどちらを重視しているのでしょうか。
そこで今回は事前調査で「葬儀に参列したことがある」と回答した全国の男女500名を対象に調査を実施。「葬儀のマナー」について、その実態を明らかにしています。
葬儀に参列する際、4人に3人がマナーや作法を「不安に感じる」
まずは葬儀に参列する際、マナーや作法についてどのくらい不安を感じるかを聞きました。

葬儀参列者のうち、「とても不安」26.8%と「やや不安」48.6%を合わせると75.4%と、4人に3人以上がマナーに不安を感じていることがわかります。
次に、それぞれの回答理由を具体的に聞いてみました。
「とても不安に感じる」回答理由
・あまりたくさんの回数の参列したことがないから全てのマナーが分からなくてネットに書いてあるのを参考にしているから、何が合っている情報で何が間違っているか分からなくて不安。(20代・女性)
・焼香時の作法や喪主、ご家族との会話などさまざまな事が不安。(40代・男性)
・お辞儀の場所と回数、焼香そのもののやり方に自信がありません。いつも前の人の真似をしています。(50代・女性)
「やや不安に感じる」回答理由
・10年以上参加していないので、作法に不安がある。(30代・男性)
・香典はどの程度の人まで渡すか。とくに会社の同僚。(30代・女性)
・宗派によって作法が違うので、不安になり緊張する。(50代・女性)
参列者が抱える不安は、「作法や手順が複雑で自信がないこと」と「宗派や状況による違い」にあるようです。
