意外な人物がサレ妻の味方に!
「それは…まったく知りませんでした。本当につらかったですね…。ゆうかさんと穂希ちゃんが心配です…」
彼は心からそう言ってくれた。そして、少し間を置いて、自身の過去を語り始めた。
「実は、僕の父も昔、不倫で離婚したんです。母がどれほど苦労したかを間近で見てきましたから…」
「基樹、本当になにやってんですかね。同じ男としても信じられない行動だと思います」
彼の言葉に、私は救われたような気がした。私と同じような経験を持つ日下部さんは、私のことを心から案じてくれているのだと感じた。
「僕はその舞子という女性とは直接関わりがないですが、SNSで話題のインフルエンサーが社内にいるというのは聞いたことがあります。その人がまさか基樹と…」
会社の中でも有名な人物だったなんて。それほどの女性だからこそ、あんなに余裕のある態度がとれたのだろう。
何も制裁できない事実は変わらず、つらい気持ちは癒えない。でもこの日、日下部さんの温かい言葉と、私を案じる気持ちが、私に少しだけ前を向く勇気をくれた気がした。
偶然だったものの、夫の上司が話を聞いてくれ、寄り添ってくれました。一人でも、共感して心配してくれる人がいると、救われるものです。
このあと、ゆうかは日下部さんのおかげで、一歩踏み出そうと決意。夫に離婚を切り出し、慰謝料と養育費を請求。インフルエンサーの不倫女は宣言どおり、多めの金額を支払います。
裏切者から解放され、娘・穂希ちゃんと、新たな一歩を踏み出した ゆうか。一時は、自尊心を傷つけられ、自分の存在価値すら見いだせない時期がありました。
娘のために立ち直り、幸せになるために再スタートを切ったゆうか。母として、女性として成長する主人公の姿から、勇気をもらえる作品です。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ももこ
(配信元: ママリ)

