静かに伝わったメッセージ
その朝の空気は、少しだけやわらかいものになりました。先にいらした保護者は、ただ正しいことを穏やかに伝えただけ。それだけなのに、誰も責めることなく場が整ったのが不思議でした。
時間を守るということは、ただのルールではありません。それは、子どもたちの安全を守り、準備にあたる誰かの気持ちを尊重すること。私たち保育園側も、開園時間の「意味」をより丁寧にお伝えしていく必要があると再認識しました。
子どもたちの安全と健やかな生活のために、ルールの共通理解を大切にしていきたいと感じています。
【体験者:30代・筆者、回答時期:2025年10月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:K.Matsubara
15年間、保育士として200組以上の親子と向き合ってきた経験を持つ専業主婦ライター。日々の連絡帳やお便りを通して培った、情景が浮かぶ文章を得意としている。
子育てや保育の現場で見てきたリアルな声、そして自身や友人知人の経験をもとに、同じように悩んだり感じたりする人々に寄り添う記事を執筆中。ママ友との関係や日々の暮らしに関するテーマも得意。読者に共感と小さなヒントを届けられるよう、心を込めて言葉を紡いでいる。

