「キャラ愛」が違和感を凌駕するファンの力
今回の表紙への批判は全体のごく一部に留まっています。これは、熱狂的な『呪術廻戦』ファンが「推し」の表紙を「作品愛」や「特別な企画」として熱烈に支持した結果と言えます。
「筋肉がエロい」「温泉特集にぴったり」というポジティブな意見が圧倒的多数を占めており、批判的なジェンダー意識の視点は、ファンの熱量によってかき消されてしまった構造が見て取れます。
今日は「いい推しの日」
本日、11月4日は「いい推しの日」。推しへの愛を叫びたくなるこの日に、私たちは「推し」にまつわる今回の物議をどう受け止めるべきでしょうか。
「推し活だからOK」と受け入れるのか、それとも「ジェンダーの平等な視点から疑問を感じる」のか――。『Tarzan』914号増刊は、「科学的に正しい温泉」特集が目玉コンテンツ。価格は、税込み930円(Kindle版は730円)で11月6日(木)発売。
(LASISA編集部)

