「片腕が痛い」際の特徴的な病気・疾患
ここではメディカルドック監修医が、「片腕左膝が痛い」に関する症状が特徴の病気を紹介します。
どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。
骨折
転倒した場合や、スポーツで接触プレーをしたなど、強い力が加わり、それによる腕が痛む場合は骨折が疑われるので、整形外科を受診しましょう。
骨折をしている場合、強い痛みや、患部の腫れや、患部が熱も持ってきます。
痛い部位を固定し、アイシングをしても症状が改善しない、むしろ痛みがひどくなる場合は骨折が疑れますので、すぐに整形外科を受診しましょう。
手根管症候群
手根管症候群は、神経が原因で、指のしびれや痛み、細かい動きができないなどの症状がでる病気です。
具体的には正中神経という神経が、手首から手にかけての通り道で傷害されることで症状が出てきます。OKサインができない、というのがわかりやすい症状のチェック方法です。
治療は神経の手助けをする飲み薬や、注射を行い、それでも症状の改善が見られない場合は手術も検討されます。整形外科でご相談ください。
肘部管症候群
肘部管症候群は、肘から下を動かす大きな神経の一つ(尺骨神経)が障害されることで薬指や小指のしびれがきたり、手の細かい動きに支障がでる病気です。
症状がしびれのみであればまだいいのですが、症状が進行し、筋肉が弱ってくると日常生活で手・指を使う際に著しく不便になってきます。
指のうごかしにくさ、細かい動作の不便な状態があるような場合には早めに受診することおすすめします。
頸椎症性神経根症
頚椎症性神経根症は、首のヘルニアなどが原因で、神経に負荷がかかることで、痛みやだるさ、さらにしびれなどの症状が出現してくる病気です。
首の痛みだけでなく、手がだるくて生活に支障がでる、指がしびれて服のボタンのつけ外しが難しいなどの症状がある場合は、注意が必要です。MRIが撮れる整形外科を受診することをおすすめします。
また、症状が徐々に進行するような場合は手術が必要な場合もあり、特に急いで病院を受診するようにしましょう。
「片腕が痛い」時の正しい対処法は?
腕の痛みがあるとき、市販薬は飲んでも問題ないことが多いです。ただし、用法用量は守るようにしましょう。ロキソニンやカロナールなどが痛み止めとして市販されています。ストレッチやマッサージは、ぶつけて痛みが出ている場合には悪化する可能性があり、控えるようにしましょう。外傷に痛みが出た直後は、アイシングをすることが重要です。温めると逆効果で痛みがひどくなるため、注意してください。
アイシングや痛み部位の固定など、応急処置をしても症状が改善しない場合にはすぐに整形外科を受診するようにしましょう。

