私の人生は夫とは別のところにある
論で言うなら、将也がしたことはどんな理由があっても絶対に許せないことです。それは変わることがありません。一方、この先もずっと、将也を責め続けて、怒り続けたままの人生になるなんて私はイヤです。そんな母親の人生を、むつみには見せたくない。
もちろん、将也の不貞による非は大きいことは確かです。でも、思い返せば、私にも悪いところはありました。産前産後は将也にきつい言葉をぶつけていたこともありましたし、彼の気持ちを考えてあげられていなかったことも。こうした自分の非にも、ちゃんと向き合わなくてはと思いました。
大切なのは、将也を変えることじゃなく、私がこの状況をどう乗り越えて、自分の考え方や、これから先の人生への接し方を変えることなのかもしれない。私は徐々にそう思えるようになっていました。私の人生は、将也の不貞とは別の場所にあることに気づき始めたのです。
あとがき:すべて受け止めてくれた姉
姉のかおりは、一切の正論や助言をせず、ただみわの「怒り」をすべて受け止めてくれました。この無条件の受容が、みわの強い攻撃性を自然に鎮静化させる要因となりました。人は、怒りや苦しみを言葉にして完全に吐き出すことで、初めて冷静になることができます。
みわは、将也を責め続ける人生から、「自分の人生を変える」という能動的な姿勢へと意識を転換させ始めます。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

