お子さんの「お片付け問題」に悩んでいる人は多いのではないでしょうか。自分で進んで片付けてくれたらいいのに、優しく言っても動かない、叱れば逆効果……。今回は、子育て中の友人が片付けにまつわる体験談を聞かせてくれました。
終わらない片付けバトル
小学2年生の娘の部屋は、それはもう、ひどいものでした。
床には脱ぎっぱなしの洋服が散らばり、机の上は読みかけの本や漫画で山積み。
優しく「一緒にお片付けしようか」と誘っても、「後でやるから」と聞く耳を持ちません。
かといって、きつく叱ると、ふてくされて反抗的な態度を取るばかり。
仕方なく、娘が学校に行っているあいだに私が片付けるのですが、「これが本当に娘のためになっているのだろうか……」と悩む日々でした。
突然の「お家に行きたい!」発言
そんなある日のことです。
私は娘を連れて、親しいママ友親子と一緒に公園で遊んでいました。
すると、しばらく遊んだあと、ママ友の子どもが突然、「ねぇ、これから〇〇ちゃん(娘の名前)のお家に行きたいな!」と言ったのです。
その瞬間、娘の顔からサーッと血の気が引くのが分かりました。
散らかり放題の自室が頭に浮かんだのでしょう。
私は娘が慌てているのを横目に、内心ニヤリとしながら「もちろんいいよ! じゃあ今からママと一緒に家に来て、おやつを食べようよ!」と、にこやかに答えました。

