高市首相への「侮辱の事実」を認めない不信感
今回、池内氏は謝罪のポーズを取ったものの、謝罪文が高市首相個人に向けられていない点も、不信感を招きました。
「あなたがお詫びする相手は高市首相です。対象とお詫びの内容を明確にしない限り、謝罪とは認識しません。」
「なにが誤解だ。元のポストが女性差別なのは一目瞭然。謝るならちゃんと謝れ。」
「女性差別反対」を掲げる政治家が、公の場で特定女性の尊厳を傷つける言葉を使ったという事実を、曖昧な「誤解」という言葉でごまかしたため、「人権がーと叫ぶ人ほど醜い差別主義者」という、政治的信頼性を問う声に繋がっています。
政治家としての「言葉の重み」問われる
この池内氏の炎上騒動は、トランプ訪日という国際的な出来事と、日本のジェンダー問題が結びつき、大きな注目を集めました。
2025年11月5日現在も、SNS上では「意図していないなら何のために書いたのか説明せよ」という、謝罪後の説明責任を求める議論が続いています。高市首相側からの公式反応はまだありませんが、女性の政治家同士の間の「女性差別」発言として、今回の騒動が日本政治やジェンダー平等への意識に与える影響は小さくないでしょう。
政治家である以上、発する言葉は単なる個人の意見ではなく、歴史的背景や社会的文脈を理解した上での「公のメッセージ」として責任を伴います。今回の件は、その言葉の重みが問われる、現代のネット社会における大きな教訓と言えるでしょう。
(LASISA編集部)

