不整脈の治療には、症状や病状に応じて様々な薬物療法が用いられます。しかし「薬を一生飲み続けなければならないの?」と、不安に思う人も多いのではないでしょうか。今回は、不整脈治療における薬物療法のポイントや副作用について、「新中野なべよこ内科」の高昌先生に解説していただきました。

監修医師:
高昌 秀安(新中野なべよこ内科)
杏林大学医学部卒業、杏林大学大学院医学研究科修了。その後、杏林大学医学部付属病院、立正佼成会附属佼成病院(現・杏林大学医学部付属杉並病院)などで経験を積む。2024年、東京都中野区に「新中野なべよこ内科」を開院。医学博士。日本循環器学会専門医、日本内科学会認定医、日本心血管インターベンション治療学会認定医。日本医師会認定産業医。
編集部
不整脈の薬は、一生飲み続けなければならないのでしょうか?
高昌先生
不整脈の状況によって異なるため一概に言えませんが、カテーテル治療などで原因疾患が治療され、結果として薬が必要なくなることはあっても、薬を飲んでいることで不整脈の原因が改善され、徐々に飲まなくて良くなるということは考えにくいかもしれませんね。
編集部
薬の副作用も気になります。
高昌先生
もちろん、副作用はあります。患者さんの年齢によっては腎臓・肝臓に負担がかかることもありますし、ある不整脈を薬で抑えることで、別の不整脈が出ることもあります。様々なリスクをきちんと管理するためにも、同じ薬を処方してもらう治療だったとしても、循環器専門医のいる医療機関などを選ぶことをおすすめします。
編集部
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
高昌先生
不整脈の治療は近年大きく進歩しており、様々なアプローチやデバイスの開発によって、より早期に発見しやすくなっています。早期に治療をおこなうことで、原因となる疾患を改善できれば、薬の使用をやめることも可能です。一方で、不整脈に気づかず放置したことで脳梗塞を引き起こしてしまうケースもあります。このようなリスクを避けるためにも、40歳を過ぎたら毎年の健康診断を受け、不整脈がないか確認することをおすすめします。
※この記事はメディカルドックにて<「不整脈」の原因・治療法はご存じですか? 薬の副作用や服用期間も医師が解説!>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
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