スーパーに行ったときのこと。買い物前に公園で遊んで疲れた子どもたちは駐車場に着いた瞬間、寝落ちしてしまいました。「起こすのはかわいそうだな」と思ったものの、買い物をしないと冷蔵庫は空っぽ。結局、1歳になる下の子を抱っこし、3歳の娘はお子さま用カートに乗せて買い物を始めました。ところが……。
「静かにさせろ！」と注意されると思ったら
買い物していたら、娘が「抱っこ！ 抱っこ！」とグズり始め、息子はギャン泣き。商品がカートに入っている状態だったのですぐに退店もできず、困り果てる私。すると、少し先から髪色も洋服もド派手にきめたチャラそうなお兄さんがこっちを見ており……、そして小走りで駆け寄ってきました。
「怒られる！ どうしよう！」と身構えていると、目の前にきたお兄さんは「俺、○○（名前）って言います。お姉ちゃんを抱っこしてもいいですか！」と言ってきました。
驚いて返事ができない私に、お兄さんは「俺3人きょうだいの長男なんで、抱っこ慣れています！ お姉ちゃんを抱っこしてお母さんのうしろ歩きますよ！」と笑顔で言ってくれました。お兄さんの勢いもあって私もついお願いすると、「お姉ちゃん、兄ちゃんの抱っこでもいい？」と優しく娘に話しかけて抱っこしてくださり、私の買い物が終わるまで一緒に来てくれました。
人は見かけによらない！ と感じた出来事です。そして、子どもを2人連れてスーパーへ行くときは眠たい時間を避けるなど気をつけようと思いました。
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困っている人を見て声かけできるってすてきですよね。今回はいい人でしたが、目の前の人を信用していいのか、そして子どもを抱かれたくない場合もあるかと思います。
そのような場合は、お礼とともに「もう帰るので」「人見知りなので」などと伝え、好意は受け取りながらもしっかり断ることが大切。子どもを守ることを考えつつ、気持ちのいいコミュニケーションを心がけたいですね。
著者：山本深美／30代女性・会社員。5歳の女の子と3歳の男の子、2人のママ。
イラスト：さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
