イケオジの条件は?
若者の視点では、「イケオジ」を分ける基準は外見よりも内面と行動の規範にあります。
「イケオジ」は家族や周囲を大切にし、「リスペクト(尊敬)」の念を持って接する人。恋愛対象としてではなく、「尊敬できる中年男性のロールモデル」として支持されます。
一方、「ただのおじさん」と認定されてしまう人は、地位や年齢を笠に着て、妻以外の女性を口説くなど「キモイ行動」を取る人。見た目が良くても、この言動や行動で即座にアウトとなるのです。
現代の恋愛観では、年齢差のある関係では特にパワーバランスと相互尊重が重視されます。キムタクさんや反町さん、ツダケンさんが愛されるのは、「信頼できるプロフェッショナル」としてのベースがあるからこそ。そのベースの有無にかかわらず、そもそも若い世代は、年齢の離れた男性からの「口説く」という行為自体が「キモイ」と断罪しているのです。これが致命的な価値観のズレとなっています。
「尊敬」がないおじさんに「イケオジ」になる未来はない
キムタクさん、反町さん、ツダケンさんの存在は、「イケオジ=外見+信頼+尊敬」という現代の定義を象徴しています。
にもかかわらず、「口説かれれば年下女性でもうれしいはず」と信じ込み、下心を持って「口説く」行為を続けるおじさんたちの価値観は、時代の変化に気づいていないという点で、極めて致命的です。
SNSでの議論は、現代のイケオジ像が「尊敬と内面」にシフトし、世代間の溝が埋まらないことを鮮明にしたのではないでしょうか。この議論の着地点、あなたはどう考えますか?
(LASISA編集部)

