息子の大好きな車のグッズを揃える
順調にいっていなかった現状を打破するために、新たな対策を立てました。当時、息子は車が大好きだったので、車の絵がプリントされた下着とトイレットペーパーをプレゼントして、それらを活用することにしたのです。しかし結果はうまくいきませんでした。
息子は便意を感じるとトイレに行くようにはなりましたが、便座に座ることが怖いらしく、毎回トイレで立ったまま下着に大きいほうをする日々が続きました。
幼稚園の先生に相談すると…
毎日うまくいかない息子のトイトレに、私と息子の気持ちはくじけそうでした。息子は5歳になる年から幼稚園に行くようになりました。トイレで大きいほうができないまま入園となり、私の焦りはますます強くなりました。
先生にトイトレについて相談してみましたが、先生から「他の園児の子たちもトイレでできているので、頑張ってトイレでできるようにしてください」と言われ……。そのとき私は、先生に突き放された気分になり、すごく落ち込みました。
ですが、少しずつ開き直るようになると、イライラが減り、自然と息子のペースを尊重できるようになりました。そしてトイトレを始めてから約1年後、ついに息子は便座で大きいほうをできるようになったのです。
息子はトイトレがうまくいくまで約1年かかりました。私が開き直って焦ったりイライラしたりせず、息子を尊重してからうまくいきだしたので、それまで息子の気持ちを尊重できていなかったことを実感し、反省しました。そして子どものペースに合わせることの大切さを学んだように思います。この経験をもとに、次男と長女のトイトレをおこなったのですが、焦らず子どものペースに合わせて進めていったところ、すんなりできるようになりました。息子のトイトレでは大分悩みました。しかし、親として成長できたと思うので、よい経験になったと考えています。これからも子どもたちを尊重して、子どものペースを大切にしていきたいと思います。
著者:千葉 里美/7歳、5歳、4歳、2歳の4児の母。約7年間総合病院で医療事務として勤めていたが、結婚を機に退職。現在は育児に専念しつつ、ブログで育児やハンドメイドの記事を執筆。趣味は読書やドライブ。
イラスト:ちひろ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。

