ビタミンDが不足すると現れる症状

骨折しやすくなる
ビタミンDは腸管からのカルシウムの吸収を促進します。骨は組織にカルシウムやリンなどのミネラルが沈着して硬く強くなります。
また、血中のカルシウム値が低下することでリンが上昇し、副甲状腺が刺激され副甲状腺ホルモンが過剰に分泌されます。これにより骨代謝に異常がおき、骨が柔らかく、もろくなり骨折しやすくなります。
筋力低下
筋肉細胞にはビタミンD受容体が存在し、活性型ビタミンDが結合することで筋収縮に関わる遺伝子の発現を調整します。
また、血中ビタミンDの濃度が低い人は将来的に筋力低下になるという疫学研究があります。ビタミンDの不足によって筋力が低下し、立ち上がるのに時間がかかったり、長時間の歩行ができない、すぐ疲れるようになります。
成長障害
ビタミンDはカルシウムとリンの吸収を助け、骨を強くする働きがあります。
小児期にビタミンDが不足すると成長軟骨帯の軟骨が骨に置き換わる過程が障害されます。
それにより、身長の伸びが悪くなったり、歩行開始の遅れや歩行障害などが現れます。
ビタミンDが不足しやすい人の特徴

日光を浴びる時間が少ない人
ビタミンDは、皮膚にある7-デヒドロコレステロールという成分が紫外線に当たることで合成されます。そのため、日光に当たらない人はビタミンDが不足しやすいため、食物からしっかり摂取する必要があります。
食生活に偏りのある人
ビタミンDは魚や卵に多く含まれています。野菜中心の食生活の方は不足しやすくなります。
肥満の人
ビタミンDは脂溶性のため、体脂肪が多いと脂肪組織に蓄積されやすく、体内に吸収されにくくなるため、肥満の人は不足しやすい傾向にあります。

