ノロウイルスを消毒する際の注意点

ノロウイルスに感染後、何日程度消毒を継続すべきですか?
ノロウイルスは症状が治った後も1週間程度、場合によっては数週間ほど便からウイルスを排出し続ける場合があります。そのため、回復後も最低1週間はトイレや洗面所、ドアノブやテーブルなど身の回りの消毒を継続しましょう。
次亜塩素酸ナトリウム消毒液を使用する際の注意点を教えてください
次亜塩素酸ナトリウムを使用する際には下記の点に注意します。
消毒液が直接皮膚に触れないように樹脂製の手袋を着用する
消毒液が皮膚や粘膜に付着した場合はただちに流水で洗い流す
作業中は換気を十分に行う
酸性洗剤やアンモニア製品など、ほかの薬品と混ぜて使用しない
日光への曝露により効果が薄れるため、消毒液は冷暗所に保管する
次亜塩素酸ナトリウム液はアルカリ性で、皮膚や粘膜に触れてしまうと炎症を起こすことがあります。目に入った場合は放置すると失明する可能性もあるので、使用には十分注意をはらいましょう。
消毒をする際の服装や消毒後の手洗いで気を付ける点を教えてください
消毒作業時はエプロン、マスク、手袋を着用します。可能であれば、エプロンも含め使い捨てのものを使用し、二次感染を予防しましょう。
消毒に使用した手袋やエプロンを脱ぐ際にウイルスが皮膚や衣類に付着する可能性があるため、マスクや手袋は密閉して廃棄します。消毒時に着用していた衣類は煮沸消毒または次亜塩素酸ナトリウムでの消毒が望ましいです。
消毒後は手指を入念に洗います。石鹸と流水で30秒のもみ洗いをし、15秒間の流水でのすすぎを行いましょう。これを2回繰り返すと、ノロウイルスの残存率が約0.0001%まで減量したという実験結果もあります。石鹸にはノロウイルスを消毒する効果はありませんが、ウイルスを手指からはがし落とす効果があります。
編集部まとめ

家庭でのノロウイルスの消毒には次亜塩素酸ナトリウムが効果的です。市販の塩素系漂白剤を使えば、簡単に消毒剤を作ることができます。用途に合わせて濃度を調整し、正しく使用してウイルスの二次感染を防ぎましょう。
次亜塩素酸ナトリウムはスーパーやドラッグストア、コンビニでも手に入ります。いざというときに備えて1本常備しておくとよいでしょう。
参考文献
『ノロウイルスの消毒方法 』(食品安全委員会 )
『ノロウイルス感染症』(国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト)
『ノロウイルスに関するQ&A』(厚生労働省)
『次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの同類性 に関する資料』(厚生労働省)
『ノロウイルスに有効な消毒薬にはどのようなものがありますか?』(消毒と滅菌の基礎と実際)

