夜更けに近所が騒然!警察まで来る事態に…「夜中に何の音…?」原因はまさかの【体験談】

夜更けに近所が騒然!警察まで来る事態に…「夜中に何の音…?」原因はまさかの【体験談】

80歳目前で夫に先立たれ、独居生活となった祖母。昔ながらの近所付き合いが残っている地域で、数軒先の面倒見の良い方やヘルパーさん、隣の市に住んでいる母の力を借りて自宅で生活していたのですが、固定電話が元で大量の洗剤が届くというトラブルが起きました。固定電話があることによる弊害を防ぐために考えたのが携帯電話を持ってもらう、という方法でした。ですが、それによりまさかの事件が起こってしまい……。

高齢者が新しい物に対応してくれるのか

私の個人的な思い込みもありますが、お年寄りは新しい物に対する順応性が低いことが多いという特徴があるように感じます。これまでにも、家具・家電などを交換しようとするたびに「今使っている物がまだ使えるのに、新しくする必要はない」とか「新しい物は使い方がよくわからなくて嫌だ」という言葉を祖母からよく聞きました。

例えば、祖母が随分長いこと使っていた電子レンジが壊れたときも、毎日使う物でないと不便だからという理由で買い替えることは了承したものの、ひとりで使えるようになるまでに結構な時間がかかっていました。機能の少ない一番シンプルな物を選んだのですが、以前使っていた商品に比べボタンが多く、どれを押せばよいかを覚えにくく、最終的には「温め」以外の機能(トースターや解凍など)は使わない状態でした。

説明書を見てもよくわからなかったようで、他の人がいるときに何度も練習してやっと温め機能を覚えたのでした。そういうことがあったので、文明の利器とも言える携帯電話に祖母が慣れてくれるかどうか、私も非常に心配だったのです。

携帯電話が電話だと認識するまでに時間が…

最終的に高齢者用の携帯電話を使うことができるようになった祖母ですが、最初は携帯電話という存在自体がいまいちよくわからなかったようです。私や母が使っているスマートフォンを見せて「これで電話ができるのよ」という話をしても、なかなか理解してもらえませんでした。なので、1人が外に出て、もう1人が祖母のところにいる状態で電話をかけたり受けたりを何度か実演したところ、ようやく持ち運べる電話だと理解したようです。

しかし、次の日になるとやはりまた忘れてしまって、最初から説明のやり直しということが続きました。その中で、スマートフォンはボタンもないし、見た目が電話とかけ離れ過ぎているのではないかということに思い当たりました。そこで、当時私の子どもが使っていた子ども用のキッズ携帯を持って行くことに。それはボタンが付いているタイプのキッズ携帯でした。

祖母の家にあった固定電話とは随分違うボタンではありましたが、それであれば祖母は電話だとすぐに認識できました。なので、試しにしばらくそれを祖母に使ってみてもらうことになりました。

配信元: 介護カレンダー

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