憧れの業界に新卒で入社し、胸躍らせてスタートした社会人生活。しかし、彼女を待っていたのは壮絶なパワハラ地獄だった――。
本稿では、自身のリアル体験談を漫画にして発信している尾持トモさん(@o0omotitomo0o)の電子書籍『人生崩壊 会社ぐるみのいじめで苦手な人と無理やり付き合わされました』の中から一部を抜粋し、著者コメントと合わせて紹介する。
■「まさか自分が」…脅された結婚と、諦められなかった憧れの業界
「『俺と結婚しなきゃクビ』という衝撃発言に震えました。当時の気持ちを詳しく教えてください」という問いに、尾持さんは「漫画とかの世界でしか聞かないような、一昔前のようなことを、この時代にまさか“自分が”言われることになるとは信じられませんでした。とにかく冗談であってほしいという気持ちが強かったです」と振り返る。「上司という立場を主張してきたり、表情や態度から本気で言っているのが伝わって、とにかく怖かったことを覚えています」と、当時の恐怖を語った。
「当時働いていた『好きな業界』にこだわっていた理由」については、「なかなか入れる業界ではなかったからです。その業界について長い間しっかり勉強してきて、その結果狭き門である憧れの業界に入れたので、そこから出ていくなんてしたくありませんでした」と、退職できなかった理由を明かした。
■娘を追い詰めた“言葉の暴力”と「モラハラ」の認識
尾持さんやお父様に対する“言葉の暴力”は日常茶飯事だったのか尋ねると、「はい、日常茶飯事でした。ごくまれに機嫌がいいときは言葉の暴力がない日もありますが、母は私が幼いころから、私と父に攻撃的な言葉をぶつけていました」と、その実態を語る。「当時モラハラという言葉を知っていれば…母が異常だと気づけていたかもしれません」と、当時の心境を明かした。
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