猫の『鳴き方』から読み取れる心理3選 鳴き声の違いに隠された意味を解説

猫の『鳴き方』から読み取れる心理3選 鳴き声の違いに隠された意味を解説

3.怒っているとき

威嚇するキジトラ

激怒した猫は、人間側がちょっと驚いてしまうほど、しっかり怒ります。

「シャーッ!」と猫が鳴けば、お怒りモードが極限に達したことを示しています。仮に、同居猫同士のケンカで聞いた場合は、「これ以上近づくと、タダじゃおかねぇ!」という意味です。

毛をボワボワに逆立てつつ、鋭い牙を全開で威嚇する表情は憤怒そのもので、「鬼シャー瓦」として屋根に飾れば、魔除けにもなりそうです。日頃の愛くるしさは消え、野生動物の凄みすら感じさせます。

「シャーッ!」状態の猫は、非常に危険です。飼い主さんが手を出すと、思わぬ反撃が飛んでくるかもしれません。「憤る猫にお触りなし!」―は先人の愛猫家たちが自らの経験(傷)によって紡ぎ出した金言です。

もし愛猫が「シャーッ!」を繰り返しているなら、その怒りが収まるまで、一切手出しせず、飼い主さんは静観するようにしましょう。

まとめ

金髪女性の手のひらで鳴く子猫

猫の鳴き声に注目すると、さまざまな心理状態が読み取れます。

今回は、「うれしいとき」、「悲しいとき」、「怒っているとき」、3つの気持ちに分けて、その鳴き声について解説しました。

猫の鳴き声の多彩さは、人間との関わりで育まれてきたと言っても過言ではありません。

日頃から注意深く鳴き声を聞いていると、しっぽの動きと同じように、愛猫の本音や気分に気づきやすくなります。

「シャーッ!」と激怒されないように、愛猫のペースを尊重した距離感、愛あるお世話ぶりで、これからも充実した猫ライフを送ってください。

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