ユウナさんは、夫・イオリさんと2歳の娘・ツムギちゃんの3人家族。ユウナさん夫婦は、産後の夫婦生活について悩んでいます。夫婦の愛情に身体的な触れ合いを求めるイオリさんと、性的な行為に不快感を覚えているユウナさん。価値観の違いにより、2人の心の溝は広がるばかりです。
そんななかイオリさんは、高校時代の同級生であり、イオリさんに想いを寄せているミヤさんと身体的な関係を持ってしまい、ミヤさんの家で過ごす時間が増えるように。
その後も、ユウナさんはイオリさんとの身体的な接触は拒み続け、イオリさんはミヤさんと共依存状態に。ハンバーガーショップでバイトを始め、日々忙しく過ごすようになったユウナさんは、その事実に気がついていません。
ある日、バイト仲間の田中君から彼女と泊まるのにおすすめのホテルを尋ねられたユウナさんは、適当なホテルのURLをメッセージで共有します。
しかし、そのメッセージを偶然発見したイオリさんから浮気を疑われ、2人は再び険悪な雰囲気に……。
ある晩、ユウナさんがツムギちゃんを寝かしつけたあとに、ひとりでお風呂に入っていると……。
正論が生んだ亀裂

















ユウナさんが脱衣所で着替えているところに現れたのは、帰宅したばかりのイオリさん。
イオリさんはすぐにユウナさんから目を逸らしますが、ユウナさんは「見ないでよ!」と声を荒げて勢いよくドアを閉め、その後、嫌悪感に苛まれます。
「ただいまくらい言ってよ」と言うユウナさんに、イオリさんは冷たい目で「見られたくないんだったらドア閉めとけよ」と言い捨てるのでした。
寝ている妻や娘に気を遣い、静かに帰宅するイオリさん。せっかくの行動に不満を言われ、イラッとする気持ちもわかります。イオリさんの言い分ももっともですが、偶然とはいえユウナさんが驚いたり恥ずかしい思いをしたことに対して、ひとこと気遣いがあると受け止め方も変わったかもしれません。
ユウナさんも、一方的にイオリさんを責めるのではなく、まずはイオリさんの心配りを受け入れる必要があったのではないでしょうか。
夫婦だからこそ、「言わなくても伝わる」と思い込んでしまうことがあります。
でも本当は、相手を思いやる小さな言葉や態度こそが、関係を優しく保つ鍵なのかもしれませんね。

