ちょっと聞いてよ! うちの夫酷くない!?(泣)
ある日、旧友から仕事で近くまで来ていると連絡があったので、A子さんは喜んで会いに行きました。
久しぶりに話せる人がいて、A子さんは今までの鬱憤を吐き出し続けました。
夫が自分を構ってくれないこと、愛情が足りないこと、周りに友達が一人もおらず孤独だということ。
そんな風に、友人に結婚生活を愚痴っていました。
友人は心優しい人なので、沢山共感してくれると思っていたのですが……。
全部夫が悪いって思ってた……
「それって、旦那さんが完全に悪いのかな?」
「一度旦那さんの気持ちになってみたらどうかな」
そんな風に冷静に言われてしまい、A子さんは心底驚きました。
そして、改めて自分のことを省みたのです。
確かに夫は忙しくてあまり家にはいられませんでした。
しかし、その分家にいる時には家事をしてくれたり、A子さんの好物を買って来てくれて一緒に食べたりといつも優しくしてくれていたのです。
A子さんはそれを当たり前だととらえ、「構ってくれない夫が全て悪い」と、本気で思っていました。
「自分を見てくれるのは夫しかいない」と、完全に夫に依存しきっていて、自分を変えるのではなく、夫を変えようと必死だったことに気付いたのです。

