前立腺がんの主な原因
前立腺がんには、遺伝や生活習慣などさまざまな要因が関わっているとされています。ここでは、発症リスクに関連する主なものをご紹介します。
人種的要因
前立腺がんの罹患率は、人種によって差があります。アメリカでの統計データでは、前立腺がんの罹患リスクは、黒人、白人、アジア人の順に高かったとされています。
家族歴
前立腺がんは、遺伝的な要因も発症に強く関わっているのではないかと考えられています。
具体的には、第一度近親者(親や子供、兄弟)が前立腺がん患者の場合、そうでない人と比べたがんの罹患リスクは約2.5倍となります。特に、3人以上の前立腺がん患者がいる場合、55歳以下の若い方のがん発症リスクは約9倍とされています。
高脂肪食
高脂肪食は、前立腺がんを発症しやすくするという研究が多くみられます。
動物性脂肪に含まれる飽和脂肪酸が、前立腺がんの増殖に関わるアンドロゲンの産生を増加させるのではないかと考えられています。
喫煙
喫煙と前立腺がんの関連性については、まだ明確になっていません。しかし、喫煙本数や喫煙年数が多い男性は、前立腺がんのリスクが高くなることが最近の研究では報告されています。また、ベビースモーカーの方では、前立腺がんの死亡リスクが高くなることも示されています。
肥満
肥満は、前立腺がんの中でも高リスクのタイプの発症リスクを高める可能性があります。
「前立腺がんの数値」についてよくある質問
ここまで前立腺がんの数値などを紹介しました。ここでは「前立腺がんの数値」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
前立腺がんの罹患率は増えているのでしょうか?
石川 智啓 医師
はい。日本人の前立腺がん罹患率は、最近40年間で約30倍に増加しています。肺がんや胃がん、大腸がんと同様に、男性のがんとして主なものとなっています。
前立腺がんの死亡数も増えていますが、40年間で約9倍に留まっています。PSA検査などの普及によって、早期に前立腺がんが発見されるようになったことも理由と考えられています。

