これで終わり…?疑念が残る
不倫相手の園子は、あまりにもすんなり、慰謝料をすぐに支払った。その時、弁護士を介して私たちは一つの合意書を交わした。
「サトルと園子は、今後一切接触しない。万が一接触した場合、園子は私りさに、違約金として1回の接触につき50万円を支払う」
接近禁止の合意書。この合意書は、私がサトルを信じきれなかったこと、そして、彼らがまた接触する可能性を予見していたからこそ、用意したものだった。
サトルには「二度と会ったら、園子さんは大変なことになる」とだけ伝えた。サトルは「もちろんだよ、りさ。もう大丈夫、絶対に会わないよ」と、私の手を握りながら言った。
夫は私を丸め込んだと思っていたと思うけれど、私は「彼は変わらない」と確信していた。そう直感的に悟っていたからこそ、私は水面下で次の手を打ち続けていたのだ。
あとがき: 紙切れの約束
不倫発覚の瞬間と、その後のサトルの「一度だけ」という自己保身に満ちた謝罪は、多くの裏切り物語で描かれる典型的なパターンです。しかし、りさがすぐに探偵を雇い、「接近禁止合意書」という緻密な罠を仕掛けている点が、彼女の冷静さと用意周到さを物語っています。この「偽りの和解」が破られることは、りさにとっては織り込み済みであり、物語に緊張感を持続させています。彼女の直感が、この物語のキーポイントです。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

