魔が差した夫を許すべき?
魔が差したなんて軽い言葉では信じられないという思いと、1回だけなら許すべきじゃないか、そうして家族を守るべきじゃないかという思いが交錯しました。
「温泉楽しみって、予約してるってことだよね?いつ行くつもりだったの」
「いや、予約なんてしてないよ。勝手に営業かけられてるだけ。お店の子で、遊びだったから…」
遊び。その言葉の軽さが、私の胸に重くのしかかりました。遊びだから許されると思っているのでしょうか…。でもまだ、このときの私は2人の娘たちのパパである正勝を、失いたくない、という気持ちに囚われていたんです。
あとがき:「知らない」という名の鎖
平和な日常が崩壊する瞬間は、いつも些細なきっかけです。さゆりが恐れていたのは、「黒」だと確定すること。その「知らない」でいる状態が、この家族を守る最後の防波堤だと信じていたからです。しかし、一度見てしまった現実は引き返せません。正勝の「魔が差した」という軽薄な言い訳に対し、まだ彼の言葉を信じようとするさゆりの弱さ。それは、娘たちの「最高のパパ」を失いたくないという、母親としての純粋な愛情ゆえの葛藤でしょう。彼女のこの後の選択が、家族の形を決定づけます。
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

