4人以上世帯は価格抑えめの傾向
新米を購入する価格について、同居世帯別でみてみると、1~3人世帯が新米でも通常の価格でないと購入しないと回答した方が14.7%なのに対して、4人以上世帯では21.9%と回答。4人以上世帯では価格への配慮がより強い傾向が見られました。
家族が多い世帯ほど、お米の消費量も多くなるため、価格への意識が高くなる傾向があるようです。
まとめ:憧れと現実の間で揺れる消費者
今回の調査から、消費者の複雑な心理が浮き彫りになりました。新米への購入意欲は非常に高い一方で、7割以上が購入金額を5,000円未満に抑えたいという『5,000円の壁』が存在することが明らかになりました。特に4人以上の世帯では価格への配慮がより強いこともわかりました。
実際の購入行動では「両方購入」という選択をした人も一定存在し、「新米も食べたいけど高いから」「それだけだと家計を圧迫するため」といった声に象徴されるように、新米への憧れと家計への配慮の間で揺れる消費者の姿を表しています。
新米は多くの日本人にとって季節の風物詩。その特別さを味わいたいという気持ちと、厳しい家計事情との間で、多くの家庭が工夫を重ねながら秋の食卓を楽しんでいる様子が見えてきました。

