「読み方ムズすぎ!」 近畿地方の難読“一級河川”ランキング! 60代以上が選んだ2位は「野洲川」、1位は?

「読み方ムズすぎ!」 近畿地方の難読“一級河川”ランキング! 60代以上が選んだ2位は「野洲川」、1位は?

 豊かな自然環境と都市が共存し、多彩な表情を見せる近畿地方。雄大な姿を見せる一級河川には、地元の人以外には読み方が難しいと感じられるものも存在します。

 そこで、ねとらぼでは、アンケートサイト「ボイスノート」の協力のもと、全国の60代以上を対象に「地元民しか読めないと思う近畿地方の一級河川」というテーマでアンケート調査を実施しました。

 60代以上から支持を集めたのは、どの一級河川だったのでしょうか。さっそくランキングを見ていきましょう!

第2位:野洲川(やすがわ)

 第2位に選ばれたのは、得票率20.0%の「野洲川(やすがわ)」でした。滋賀県甲賀市土山町と三重県菰野町の境にある御在所山を源流とし、数々の渓流と合流しながら琵琶湖に注ぐ一級河川です。土砂の流出が激しい川で、かつては堤防が決壊して家屋の流出や田畑の浸水などの水害がたびたび発生していたため、昭和後期に大規模な改修が実施されました。

 幹川流路延長約65キロ、流域面積約387平方キロとなっていて、琵琶湖に流入する河川のなかで最大です。河川の名称は、かつて川の河口部が派川により八つの洲をなしていたことから「八洲川」と呼ばれていたことが由来とされています。

第1位:揖保川(いぼがわ)

 第1位に輝いたのは、得票率22.2%の「揖保川(いぼがわ)」でした。兵庫県宍粟市の藤無山を源流とし、兵庫県姫路市網干区から瀬戸内海播磨灘に注ぐ一級河川です。幹川流路延長は約70キロ、流域面積は約810平方キロであり、水質も高いことから、流域の人々の生活や産業の振興に大きく貢献してきました。

 『播磨国風土記』によると、かつて「伊和(いわ)大神」と「天日槍(あめのひぼこ)」が国を争った際、伊和大神が食事をしながら川をさかのぼる途中、口から飯粒がこぼれたそうです。その地を「粒丘(いいほのおか)」と呼ぶようになり、それが転じて「揖保」と呼ばれるようになったことが名称の由来となっています。

配信元: ねとらぼ

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