クックパッドで2011年から投稿を続けているHIROマンマさん。パンやお菓子、ジャムなどの保存食から日常のごはんまで、これまで900以上のレシピを投稿し、多くのユーザーから支持を集めています。何事も継続することはとても難しいもの。なぜ投稿を続けることができたのかや、料理を発信する喜びについてうかがいました。
普段の生活では出会えなかった『料理好き仲間』とつながれたことに感動
2011年の1月、投稿を始めたのは、当時書いていたブログがきっかけでした。
「当時はブログを書くのが流行っていたので、私も気軽な気持ちでブログを始めていました。最初は身の回りのことや日常について書いていましたが、料理について書くことが多かったんです。ちょっとしたレシピも書いていましたね。パンや料理のことを書いていたら、読者の方が『クックパッドに投稿したら』と声をかけてくださったんです。最初は『私なんてちゃんとしたところに書けない』と思っていたんですけど、試しに投稿してみたらハマってしまって」

初めて投稿したレシピ。つくれぽをたくさんもらって驚いたそう
反響の大きさに驚いたというHIROマンマさん。何よりうれしかったのは、同じようにパン作りや料理を楽しむ人たちとつながれたことでした。
「友達と料理について話していると、『そこまでやるんだね』と言われることもあって、自分は変なのかな?って思うこともありました。近所にパンを作る人は一人か二人。でもクックパッドで投稿を始めてからは、自分以外にもこんなに夢中になって作っている人がいるんだと実感できて。普段は出会えなかった『料理好き仲間』に出会えたことが本当にうれしかったです」
クックパッドを通じて雑誌やテレビの取材を受けるといった機会にもつながっていきました。
Instagramとクックパッド、使い分けのコツは
料理好きな人の中には、気軽にInstagramやYouTubeなどに投稿している人も増えていますが、HIROマンマさんは投稿先をどう使い分けているのでしょうか。
「YouTubeは1本作りましたが、編集が大変でモチベーションが続かなくて。ブログは広告が多かったり、書きづらかったりしたので辞めてしまい、日常を伝える場所として、今はInstagramを活用しています。Instagramは普段焼いているパンや、好きな運動の様子をストーリーに載せたり。趣味に近い感覚です」
レシピはクックパッドに残す使い分けをされているそう。
「娘はすでに嫁いだのですが、投稿し始めたときは小学生だったのかな。ただ、肉じゃがみたいな簡単なレシピも、娘が料理を作るときにいつでもどこからでも見られるように残しておきたくて」
最近はクックパッドのレシピ作成アシスタント(AI補助入力機能)も使い、より投稿を手軽にできるようになったといいます。

アシスタントはスマホアプリ限定の機能
「最初はAIを使うことに抵抗がありました。レシピを書く人がいらなくなってしまうんじゃないかって思ってしまって。でも使ってみたら自分では思いつかなかった良い説明を提案されることもあってすごく助かってます。レシピを作るのって、文字に書き起こして、写真を撮って、と工程が多く大変に思う部分もあるので、レシピが書きやすい環境にどんどんなっているんだなって思っています」

