最重要政策は「国際関係・安全保障」と「物価高」がツートップ
高校生・大学生が今、最も重要だと考える政策課題については、生活に直結する課題よりも国際的な問題への関心が高いことが判明しました。1位は国際関係・安全保障25.2%。2位は、物価高22.9%、3位は雇用・給料の問題13.8%と続きました。
「国際関係・安全保障」と「物価高」が全体の約半数を占め、世界情勢の不安定さや生活費の上昇が、真剣な議論の対象となっていることがわかります。
流行語「サナ活」の知名度は4割、関心高まった層は24.3%
若者の間で流行しているとされる「サナ活」。「サナ活」を知っているかという質問には、39.0%が「知っている」と回答しました。
知ったきっかけは「X(旧Twitter)」が最も多く、47.8%となりました。「サナ活」がきっかけで政治への関心が高まったと回答した人は24.3%に上り、SNSを通じた新しい政治ムーブメントが若者の意識を確実に動かしていることが伺えます。
Studyplusトレンド研究所は、「若者は『国際関係・安全保障』といったグローバルな課題に高い関心を持ちつつ、同時にSNS発の『サナ活』のような新しいムーブメントも積極的に取り入れています。SNSの情報を自分の意見を形成する材料とする層が多数派であり、今後、SNSが若年層の政治意識に与える影響はさらに大きくなると予測されます」とコメントしています。
(LASISA編集部)

