人前で話すときに極度の緊張を感じるのは、過去の失敗経験や自律神経の過剰な反応が原因かもしれません。社交不安障害の背景や症状について、よりどころメンタルクリニック桜木町の斎藤先生にお聞きしました。
≫ 社交不安症(社交不安障害・SAD・あがり症)を抱える人が人間関係や仕事を続けるためのコツ【医師解説】
監修医師:
斎藤知之(よりどころメンタルクリニック桜木町)
横浜市立大学医学部医学科卒業、医学博士(横浜市立大学)。横浜市立大学附属病院精神科(助教)、横浜舞岡病院(認知症治療病棟)などを経てよりどころメンタルクリニック横浜駅西口院長などを経て現職。日本精神神経学会専門医、精神保健指定医、コンサータ錠登録医師(ADHD適正流通管理システム)。
編集部
なぜ、過度に緊張してしまうのでしょうか?
斎藤先生
社交不安障害の原因をはっきり特定することは困難ですが、過去に失敗した経験が原因となっていることもあるようです。つまり以前、「人前でうまく話せなくて恥ずかしい経験をした」「失敗をした」ということが引き金となり、症状が出ていると考えられます。
編集部
過去の失敗が引き金になっているのですね。どのような人に発症することが多いのですか?
斎藤先生
特に社交不安障害は10代から20代の若い人に見られることが多いとされています。
編集部
社交不安障害が自律神経症状を起こすこともあるとのことですが、それはなぜですか?
斎藤先生
緊張すると自律神経のバランスが乱れ、交感神経が過剰に優位になります。社交不安障害の人は交感神経が非常に敏感であり、過度に活性するということも考えられます。
※この記事はメディカルドックにて【社交不安障害(あがり症)克服の方法を医師が解説 人前で話すのが苦手な人の緊張の原因とは?】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

